音楽について

プロフィールにも書いているが、私は現在でも様々なジャンルの音楽を聴く。ジャンルに関して言えば年齢とともに変わるものもあれば変わらないものもある。

そもそも私が初めて衝撃を受けた音楽はビートルズであった。小学校の4年生位の頃に、親に誕生日のプレゼントは何が欲しいかと聞かれて、咄嗟に

「ビートルズのCDが欲しい。」

と答えていた。以前からビートルズの曲を聞いて好きだった訳では無く、まわりにビートルズを聞いている大人が居たわけでも無い。
恐らくどこかで聞きかじった『ビートルズ』という言葉を咄嗟に言っただけだったのでは無いかと今では思う。

なぜ咄嗟にビートルズと言ったかは今となっては判らない。
TVかどこかで聞いたビートルズというフレーズを気に入ったからか、早く大人の仲間入りをしたいと思っていたのか、恐らく特に欲しいものが無かったからなのではないかと思ったりもするが、いずれにしろ、ビートルズの曲は当時私は全く聞いた事が無く、その時に生まれて初めてビートルズの曲を聴いたのだ。

最初は、当時日本で流行っていたポップスなどと比較してもあまりに違和感が酷く、頭の中に?が一杯並ぶだけだったが、2度3度と聞くうちに、時間を忘れる程にのめり込んでいった。また私自身、音楽に陶酔していく感覚に凄く子供ながらに驚くほど心が震えたのを覚えている。

確か20曲程入ったベスト盤だったと思うが、音楽に対する認識が180度変わったのが自分自身でもはっきりと判り、何度も何度も(レコードであれば擦り切れる程に)聞き入った。
(私自身のビートルズの衝撃は凄まじく、すぐにビートルズの2枚目を必死で親にせがんだのを覚えている。)

それからは俄然日本の曲だけでなく、海外のアーティストにも興味が出るようになり、マイケルジャクソン(当時凄く流行っていた)なども聞くようになった。

また中学に入るとまわりの友達の影響で(数少ないが洋楽好きが居た)当時流行ったハードロックからヘビーメタルなどにも衝撃を受け(特に当時聞いたヘビーメタルバンドのジューダスプリーストが衝撃が大きかった)、ますます洋楽にのめり込んだ私は、高校生になるとろくに勉強もせずに、通学途中のレンタルCDショップに日々通うようになり、洋楽を聴き漁った。

当時は親からもらうなけなしの小遣いはほとんどレンタルCDに消えたと言って良いと思う。(借りては録音を繰り返した。)

当時聞いていた洋楽のジャンルは、ロック、ハードロック、ヘビーメタル、スラッシュメタル、フォーク、カントリー、プログレなどだったと思うが、気付いたら学校で最も洋楽に詳しい人間になっていた。
(洋楽を聴きたい連中が良く私のところにおススメを聞きにきていた。)

高校生の時代に一番私が衝撃を受けたのは『クイーン』であるが、クイーンについてはまた次回書きたいと思う。

長くなりそうなのでここでおしまい。


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