阪神ジュベナイルフィリーズ登録馬を馬群マスター的に見てみた。その2
まえがき
昨日に引き続きその2です。レース自体のデータはあるので簡単な作業と思ってましたが、各馬の主観的な感じを文字にするのが思ってる以上に時間がかかるので今回のは本当にギリギリに完成しました。
スウィープフィート
新馬戦は横長→縦長の早仕掛けレースでした。このレース自体のレベルは競ってた1列目の2頭がそのまま1.2着なので早仕掛けレースらしい展開ですが、2列目にいて着差をつけられてるのも良くない内容だったとは思います。
未勝利戦は三角→横長の待機レースでした。これは2列目の外から伸ばして勝ってますが、待機レースなのに1列目の馬が残せてますし、そことは着差もつかなかったという事はそれ程レベルの高いレースでは無かったと思います。
白菊賞は三角→三角の先行レースでした。これは今までとは違い4列目からの競馬でよく差し込んで来たとは思います。3パターンで着差はともかく好走できてる点では魅力のある馬とは思いますが、レースのレベルは微妙な気がします。
ステレンボッシュ
新馬戦は横長→横長の待機レースでした。この新馬戦は6頭立ての待機レースなのでいかにも回ってきただけ感のあるレースだったので、たまたま直線入って2列目から抜け出してそこからは脚色も同じだったのでレベルとしては低い気がします。
サフラン賞は三角→縦長の待機レースでした。これは頭数が少なかったとはいえ3列目から差し損ねてる点を考えると馬群マスターとしてはこの馬のレベルに疑問が残る一戦でした。
赤松賞は横長→横長の待機レースでした。3戦連続の待機レースになりましたが、ここは2列目から伸ばして勝ったのですが、これは待機レースでよく2列目から追撃を凌いだとは思えますが、少し前にいた馬が2着に残せてる点からもレースレベルに疑問が残る内容だったと思います。とはいえ3連続待機レースで崩れてないので待機レース想定の場合は待機レースの申し子として馬券には組み入れるべき馬だとは思います。
スプリングノヴァ
新馬戦は縦長→縦長の早仕掛けレースでした。このレースに関しては早仕掛けレースらしい逃げ切りでしたが、着差を詰めさせなかった点はこの馬のレベルの高さを表してると思います。スタミナ豊富なイメージです。
サフラン賞は2頭連続ですが三角→縦長の待機レースでした。これは2列目の後ろから相当ズブさを出してましたがしっかり差し切ってますが、少頭数とはいえ2列目からあれぐらいの内容というのは微妙なレベルと思いますし、新馬戦の内容からもキレ味は無さそうなのでスタミナを活かした前残りが理想だと思える内容でした。
タガノエルピーダ
新馬戦は縦長→縦長の早仕掛けレースでした。これはよくあるパターンの早仕掛けレースですが2列目からここまで差しに手こずるのは1列目の馬が強いからということですが、ここで苦戦してるのはこの馬は弱いということになるのでこの2着馬は先日未勝利戦を勝ちましたが、この馬自体は評価できないです。これに関しては騎手云々の問題ではないです。
テリオスルル
新馬戦は三角→三角の先行レースでした。これは1列目から押し切ったのですが殆ど馬群が変わらないレースだったのでレースレベルが非常に疑問です。というより話は逸れますが3着馬の次走を馬群マスター予想で酷評しましたが、この3着馬は前を見ずに進路は前に進む馬で伸びてたので能力は相当高い馬だと思ってますがこういう癖馬は大変でしょうね。
本日3度目の登場のサフラン賞は三角→縦長の待機レースでした。これは頭数少なかったとはいえ待機レースで2列目から先に動けばそりゃ後ろから差されるのは当然だなという内容なので悲観する結果では無かったですし、サフラン賞の3頭では馬群マスター的には最上位だと思います。
東京スポーツ杯2歳ステークスは縦長→三角の漁夫の利レースでした。これは漁夫の利レースらしく無いだろと思ってしまうのが馬群マスター初心者ですが、これはさすがに1列目と2列目が離れすぎなので1列目が失速して2.3.4列目がそのままスライドして上がってくるレースなのでこれも漁夫の利レースの特徴です。やっぱり前が下がるという部分は共通してますし、問題はこの馬が下がる馬だったのと、そこまでペースが速かった訳でもないですし負けすぎだとは思うのですが、漁夫の利レースが苦手なだけかもしれないです。
ドナペティ
新馬戦は三角→縦長の待機レースでした。これは早仕掛けレースっぽい先行レースになりましたが2列目から差すのに若干時間がかかってたのでレベルは疑問ですとはいえ先行レースなのでそんなもんという気もします。
クローバー賞は横長→三角の先行レースでした。これはコスモディナーでも同じ事書きましたがどう見ても待機レースなのですが、先行レースだとこの馬は非常に弱いです。ただ、待機レースだと悪くない競馬をしていましたという判定になります。2列目からの失速なので待機レースならよく残せたと思いますが、先行レースなので残せて当然という位置であり競馬だったのでこれは能力負けと思います。
すずらん賞は縦長→縦長の早仕掛けレースでした。これは3列目から差した競馬という事で相当強いレースでした。早仕掛けレースが合ってるのかもしれません。
ファンタジーステークスは縦長→三角の漁夫の利レースでした。前回出したコスモディナーと同じような位置から伸びて同じような着順なのですが、これは漁夫の利レースなのでそれぐらいでしょう。あとはこの馬も4パターン全てで好走してるのでこれも難しい1頭です。
ナナオ
新馬戦は三角→三角の先行レースでした。これはオーソドックスな形ですが、2列目の後ろから最後迫ったのは馬群マスターとしてはレベルの高い一戦でした。
未勝利戦は三角→縦長の待機レースでした。これは1列目から押し切ったので馬群マスターではレベルの高い内容でした。
函館2歳ステークスは縦長→三角の漁夫の利レースでした。これは漁夫の利レースらしくない前残りレースになったのですが、上手く2列目から下がらずに伸ばして2着を確保できたと思います。
もみじステークスは三角→縦長の待機レースでした。頭数が少なかったとはいえ未勝利戦に引き続き待機レースで1列目から押し切るのは相当馬群マスターではレベルの高い内容なので、4走全て馬群マスターだとレベルの高いレースを見せてた馬です。
ニュージェネラル
新馬戦は縦長→縦長の早仕掛けレースでした。これは1列目から押し切る競馬なので失礼な表現ですがただ回ってきただけという結果なので強いとも弱いとも取れないレースでした。
ヒヒーン
新馬戦は縦長→縦長の早仕掛けレースでした。これは2列目から早め抜け出しというレースなので馬自体の能力は着差に出ますがそれ程強いと思える内容ではなかったです。
新潟2歳ステークスは三角→三角の先行レースでした。これは2列目の後ろからこの馬としては伸びてますが、周りもしっかり伸びてるので全く目立たず番手を下げる競馬になりました。これは似たような位置からで勝ち馬とは離されたので完敗も完敗でした。
ファンタジーステークスは縦長→三角の漁夫の利レースでした。これは3列目の内から漁夫の利レースらしく下がってきた馬を捌いたという内容でした。世間的には上がり2位で内を突く競馬もいう認識とは思いますがこれはその名の通りの漁夫の利でした。
白菊賞は三角→三角の先行レースでした。これは2列目から絶好の差し展開だったのを前を差せずゴール前では後方からの馬に差されるという着順の割にはかなり情けない競馬でした。
4走全てがレベルの低い競馬をしてたので早仕掛けレースと漁夫の利レースで少し馬券に考えてもいいかなぐらいの馬だと思います。
あとがき
サフラン賞をこれだけ集中して見るとは思ってませんでした。ファンタジーSは覚悟してたので何度も見てますが、結局はレース数が限られてるので同じレースに集まってしまうのは仕方ないですが、そこで勝負づけが済んでると思うか今回とは舞台も違うし逆転の目があると考えるかを予想するのでこのサフラン賞組もどういう順位になるのかは楽しみです。色んな楽しみ方ができる阪神ジュベナイルフィリーズになりそうです。今回も最後までご覧いただきありがとうございました。