8月26日(金)のニュース覚え書き
ニュースを介して社会に関心をもち、つながりを感じることは、孤立感を解消させるという意味で、精神衛生上にも良い効果をもたらすものと考えています。そうした意味を込めて、ニュースの動向を探っていこうと思っています。
8/24時点の実効再生産数1.06(全国値)
新型コロナウイルスの先行指標として、2020年4月から「実行再生産指数」をウォッチングしています。
入院治療等を要する者:前日比 +6,793
退院・療養解除:前日比 +253,947
重症者数:前日比 +1
死亡者数:前日比 +293
※2022年1月1日からの実効再生産数について、主流となったオミクロン株の状況を反映するため、計算式の「平均世代時間」を従来の5日間から2日間に変更しました。
7月下旬に比べて、重症者数の推移が減少していること、退院療養解除の数が高止まりしていることなど、新規陽性者数が高止まりしていることに対しても、変異株の毒性が弱く、軽症にとどまっている傾向が見られているようです。
こうした傾向をどのように日常生活に反映するかは、素人判断ではなかなか難しいところでしょうが、かといって専門家に知見を求めてもエビデンスを示することができない状況では、こうしても大丈夫、こうするようにしましょう、と断言できないのが悩ましいところのようです。
そろそろ、健康保険の面から、クオリティー・オブ・ライフ・ウィズコロナという提言があっても良いのではないかと思ったりしています。
新型コロナ 東京都「全数把握見直し」適用せず
日本のコロナ禍では、政府と東京都が与党対野党のような図式で、対立を続けているように見えます。
人口が集中している東京都と、47都道府県をあまねく管理しなければならない政府とでは見解が異なることもあるのは仕方ないと思います。
今回の全数把握の変更も、政府が提供する情報共有システム「ハーシス」への入力の負担を軽減することが大きな目的だと認識していますが、一方で母数の大きい東京都が対策を立てるために全数の把握ができていないことのリスクも大きさを心配する気持ちも理解できます。無論、こうした齟齬がある事を予想して、政府は「届け出を自治体の判断に委ねる」としたのでしょうが、言葉の強さもあってコミニュケーションが取れていないように感じるわけです。そうしたメディアの情報の伝え方にも問題があるのかもしれません。
福島第一原発 デブリの取り出し 来年度に延期
福島第一原発では、事故によって原子炉の底が抜け、メルトダウンという状態になっています。これによって原子炉の格納容器の下に、溶け落ちた燃料と周囲の構造物が混じりあった「燃料デブリ」と呼ばれる、いわゆる核のゴミが溜まっているとみられています。
これを取り除かないと廃炉のための作業が進められないわけですが、年内にも試験的な取り出しに着手する計画が、最長で1年半程度延期させるという発表があったというニュースです。
小中英語でデジタル教科書
ちょうど録画しておいたテレビドラマ「ユニコーンに乗って」第7回を見ていたら、地方の中学校で授業にタブレット端末が活用されていないと言う場面を描いたシーンがありました。
保護者のデジタル教材に対する不信感や、教員のスキル不足などが課題として挙げられる内容になっていましたが、現場の空気感を反映したなかなかリアルな演出だったのではないでしょうか。ただし、本筋が教育アプリを推進していくものなので、生徒がデジタル教材を使えるようになって先生も含めてめでたしめでたし、といったハッピーエンドに描かれていたのは仕方のないことかもしれませんが。
実際には、モンスターペアレンツの存在や、教師の過重労働など、デジタル教材以前に解決しなければならない問題が山積みなので、それを含めて乗り越えていかなければならないテーマなのではないかと思ったりしています。
先生側から見ても、デジタル教材の導入は指導の幅を広げ自由度を増やしてくれる味方なはずなのですが、実際にはその操作の仕方をマスターする研修時間など、一時的に作業負担が増えることが考えられるので、その点に関してもオンライン講習等の導入等を活用して、こうしたスキルを磨いていくことが望まれるのではないでしょうか。
結局、デジタル教材の場合、先生よりも生徒の操作の習熟度の方が早いといったギャップが解消されないと、なかなか教育に反映されづらいという点も克服していかなければならないハードルなのかもしれません。
#ユニコーンに乗って
( #モニフラ ヘッドラインはTOKYO MX「堀潤モーニングフラッグ」参考 )