ご褒美旅行day1-リッツ・カールトン日光編-
こんにちは。還暦ゴルファーです。
ようやく沖縄も、時間帯によってはエアコンなしで過ごせる様になって来ました。もちろん、まだまだ半袖短パンです!
さて今日は、息子が「治療を頑張ったご褒美旅行を!」と計画してくれた日光への家族旅行day1を書きたいと思います。
元々は私が抗がん剤治療を無事終えたご褒美の旅行でした。ですが、9月2日に聞かされた主人の大腸癌1回目の手術結果により、10月にもう一度手術をする事が決まりました。
この旅は主人への「お父も治療頑張って!」の意味合いも含むものへと変化しました。
私達の37回目の結婚記念日を挟んだ日程は、奇しくも紅葉🍁の季節!直前にニュースで紅葉情報を見るまで、誰もその事に気づいていなかったというお粗末さです。
ハラハラ舞い落ちる紅葉や家族ゴルフ。
食事の事は何も考えずに食べるだけという、
美味しくて有り難くて贅沢な旅でした。
1日ずつ記憶を辿りながら、noteに記録を残しておこうと思っています。食べ物や景色の写真が多めです。笑ってお許し下さいね。
10月24日早朝。
出発の那覇空港は、駐車場が満車で停めらなかったトラウマを抱えている私達。それ以降、自宅からは逆方向のモノレール終点からパーク&ライドを利用しています。
ですが、早朝なので何とか停められるのではないかと直接空港へ。午前6時の駐車場オープンを待って既に行列が出来ていますが、停められそうな状況に一安心。定刻通り無事出発です。
羽田空港では、着陸態勢から機体が急上昇するというハプニングに肝を冷やしました。海から陸地へと景色が変わり、今にもランディングという状況だったのです。
「着陸条件が整わず」とアナウンスがありましたが、後で「滑走路閉鎖に伴い」とも言っていました。何があったのかは分かりませんが、急上昇の時は一気に心拍数も上昇しました。
結局予定より20分遅れで着陸しました。飛行機は本当に時間が読めませんね。荷物の受取り時間も読めないので、東武鉄道は予約出来ていませんでした。
浅草への電車の中で、予約しようとしたら一本前の電車は満席!!ドキドキしながら希望の電車を見ると、空席がありました。離れた場所に座っている主人の了解も取らず、急いで予約を入れて支払いまで済ませました。
駅へ着くと、圧倒的な数の外国人さん。
皆さん紅葉🍁を見に行かれるのですね。
平日だからとタカを括っていましたが、インバウンドの方々には関係ありませんね。
息子は北千住駅から合流です。
ホームにいないなぁと思っていたら、この電車も満席でコンパートメントしか買えなかったとの事!危ない、危ない。
1室の料金は+5,000円とか。意外と安い!
ソファーもフカフカで、広くて快適です。
キャンセルが出たのかも知れませんね。
車掌さんの了解が取れたので、移動して(私達は隣の車両)久しぶりの再会です。私は9月に宇多田ヒカルのコンサートに連れて行ってもらったので2ヶ月足らずですが、主人はほぼ1年振りです。
周りに気兼ねなく家族の会話を楽しみながら、家族旅行がスタートしました。
田園風景が広がる中を、日光へと電車は走って行きます。7年程前に一人旅で日光を訪れた時から、ほとんど変わっていない様に思います。
懐かしい日本の原風景のような景色。
沖縄へ移住してから、一層その良さが身に沁みます。電車旅も格別(沖縄には電車がありません)です。
紅葉はまだまだの様子のいろは坂。
二車線あって、走りやすい道です。
「一度泊まってめっちゃ良かったから、泊めてあげたくて」と予約してくれたリッツ・カールトン日光。エントランスから驚きの連続でしたが、一歩部屋へ入って目に飛び込んで来た風景に釘付けです!
絵の様な風景が、計算し尽くされた部屋から眺める事が出来るのです。なんとまぁ。
隣の息子の部屋は、反転タイプのダブルベッド。
ベランダにもカウチが置いてあって、外の空気と景色が楽しめる様になっています。沖縄にはない乾いた空気と、舞い散る落ち葉を楽しみながらベランダで頭の中を空っぽにして過ごしました。
いいですね。
病気の事も、食事の事も、仕事の事も
何も考えずに浮世離れした場所で
癒しの時間を過ごしました。
全てベランダから眺められる景色です。
お風呂は、リッツホテル唯一の天然温泉。
「ここではゆっくり過ごして欲しいから」と、どこへも出掛けずにのんびり過ごしました。
高い天井に広い露天風呂。
少し匂いのある温泉が最高です。
心も体も解放されていく感じ。
レイトチェックアウトで13時までゆっくりできるのも有難いです。
お肉と野菜は、これで1.5人前!!
お鍋も2つ。お肉と野菜も2つ。
いや〜。蕩ける美味しさです。
最近は専ら豚しゃぶを食べていた還暦ゴルファー、牛しゃぶの味を心ゆくまで堪能出来て幸せです。ボリュームがあり過ぎて苦しいくらい。
それにしても飲み物の値段が超高額で、メニューを見た一瞬目が点になりました。
レモンサワーが、何と一杯3,400円!!
私達はビール1,800円と烏龍茶1,200円を選びました。コレが安いと思えてしまうのですから、恐ろしいですね。でも男性陣はおかわりしてたので、飲み物だけでもそれなりの料金です。
3人分のコースや飲み物は全て息子にご馳走して貰ったので、一体幾ら掛かったのかは分かりません。きっと何ヶ月分かの食費だったのだと思います。「せっかくだから、リッツでゆっくり食事をしてもらいたい」という心遣いが、本当に有難いですね。
あ、宿泊費やゴルフの費用なども全て息子が負担してくれました。私達は体験させてもらうだけです。「自分が体験して良かった事を両親にも体験させてあげたい」と思ってくれる事を、何よりも有り難く嬉しく思います。
私達は幸せ者です。
サプライズでメッセージを用意してくれていた息子。治療終わりと治療始めで悩ましかったとか。貴方にこそ元気でいて欲しいので、このメッセージは最高です!
家族元気でいられますように♡
母もいつも心から願っています。
食事から戻るとベランダにはランタンが灯り、テーブルの上にはおつまみが用意されていて、全て入室した時の状態に整えられていました。コーヒーマシーンも。
素晴らしいですね。
館内は浴衣で出歩けるので、ずっとリラックスした状態で過ごせるのがいいですね。思った程寒くなくて、夜もベランダでのんびり。
ゆったりした時間が流れて行きます。
治療が無事終わり、こうやって家族旅行を楽しめるのが本当に嬉しいですね。主人も無事治療が終わって、またこうやって家族で過ごす時間を楽しみたいなぁとしみじみ思いました。
息子が部屋へ来てくれて、お酒を飲みながら三人で同じ時間を楽しみました。
幸せ。幸せ。
朝は沖縄に居たとは思えないくらい、ゆったりとした一日に感じました。こうして旅行初日のリッツの夜は幸せに更けて行きました。
初日が一番盛りだくさんで、長文になってしまいました。そんなnoteを最後までお読みくださり、ありがとうございました!続きも頑張って書きますので、読んで頂けると嬉しいです。