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還暦初心者ゴルファー、台風の中で癌宣告を受ける。
こんばんは、還暦ゴルファーです。
ショッキングなタイトルですみません。
「ちょっと嫌かも」という方は、ここまででストップして下さいね。
今朝ようやく暴風域を抜けた沖縄ですが、明日午前中までは強風域で、今日もまだ強風と時折強い雨が吹きつけます。
7月31日午後から暴風雨域に入って以降の10日間、ずっと台風の影響を受けていました。36時間に及ぶ停電も初めて経験しました。今もまだ停電中の所がたくさんあります。
現在は少し小さくなり、奄美・九州地方へと接近中。進路に当たる方はくれぐれもご注意ください。
さて、ゴル友ができゴルフライフを楽しんでいた還暦ゴルファーですが、7月に入ったあたりから右顎の下のリンパが腫れてきました。元々左と比べると少し大きく、疲れがたまると腫れてきます。
新しい学校での仕事も始まり「疲れているのかも」と思っていました。ですが、どんどん腫れは大きくなり鎖骨の上にも小さな腫れが。。
「何かがおかしい」
「病院に行った方がいいのかも」
と思っていると、二つの腫れの中間あたりにも三つ目の腫れが現れました。
それが、ちょうど海の日の三連休のことです。
三連休明けの朝一番で近くの内科へ行き、紹介状をもらってその足で近くの総合病院の内科へ。この総合病院は紹介状がないと診察して頂けない病院で、尚且つ診察して頂きたい血液内科は紹介状だけではダメだということです。
「紹介状で一旦内科へ行って、そこから院内紹介で血液内科に行くことができるから」と紹介状を書いてくださったDR.からお聞きした通りの流れで、その日のうちに血液内科の診察を受けることができました。
この日は血液検査8本とエコー検査を受け、翌日のCT検査と外科、血液内科の予約をして帰路につきました。
この段階で「リンパ腫」であること、生体検査の為の手術が必要なことの説明を受け、自分なりに「悪性リンパ腫」になっていることを理解しました。
翌日のCTの結果では、病巣は視認できる頸部の三箇所とのこと。後日PET検査やMRI検査などを受けてもらう必要があるだろうとの説明を受けました。
「それって生検の前にもう悪性リンパ腫って言ってしもてるやん・・」と思いながら、下手に希望を持たずに済む分いいのかもと、担当DR.の思いやりを感じてちょっと嬉しかったり。
そうそう、このDR.がとても良い方でゆっくりと、専門用語は説明しながら話してくださいます。診察終わりに退出する際には、毎回立ち上がってお辞儀をされて。こんなDR.は初めてです。
一方の外科のDR.は見た目はロマンスグレーですが、なんというか雰囲気が「チャラい」のです。日帰り手術で摘出する部位も顎下のものか鎖骨のものか悩んでいて、「内科の先生はどっちって言ってた?」「顎下の方が皮膚に近いからこちらだと思いますって」「う〜ん。じゃ、こっちかな。ま、CTを見てから決めましょう」これが19日水曜日の話。
手術当日の27日。手術室に点滴をぶら下げて歩いて入るも執刀医はまだ来ていません。看護師が「◯◯先生まだ来ていなくて・・。今呼びますね」って。遅刻って。。マジですか!
手術は局所麻酔。なので意識はずっと鮮明です。結局CT画像は見たのか見ていないのか、立ち合いのDR.に「どっちですかね」と言いながら「こっちは静脈に近いし。あ、こっちも。」5分くらい両方のしこりを触りながら悩んだ結果、鎖骨の上の方に決定。
内科のDR.は「鎖骨の方は神経が近いからちょっと難しいかもしれませんね」って言ってたぞー!ま、でも外科の方が専門な訳ですから、内科のDR.も患者の私も決定権はありません。
その後も「逃げるんですよねぇ」「コレですかね」とか呟きが全部頭上に降り注ぎます。
やめてくれ。
心の中だけにしてくれ。
と口に出したい気分です。
仰向けに寝ているので、おそらくしこりが鎖骨の下に潜った状態になるんでしょうね。
2度ほど「ビリビリッ」と来て、右腕が反射的に「ビクビクッ」と動いた事があって。内心「やばいことになってへんか・・」と不安が募ります。
はい。結果、手術から10日が経った今も右肩までの鎖骨周辺の感覚がない(つねっても痛みはありません)というかピリピリした感じが残っています。日にち薬で戻ってくればいいんですが・・。どうなんでしょうか。
1時間かからないと言われていた手術は、結局2時間を超えてしまいました。でも出血もなく傷口はとても綺麗です。もしかしたら腕はいいのでしょうか。。そうであって欲しいです。
そんなこんなで摘出した生体検査の結果を8月2日(水曜)に聞くことになっていました。
ですが、台風6号の暴風雨で沖縄は全ての活動がストップ。病院も前日から休診が決まっていました。
予約前日の火曜日、予約翌日の木曜日と病院から着信があったのですが、タイミングが合わず出ることができませんでした。折り返しても「血液内科は話し中で繋がりません」との事で、待つことしかできません。
すると木曜の夕方近くに再度着信が。ようやく出ることが出来ました。電話してくださっていたのは担当のDR.で「よかったぁ。繋がりましたね!」と仰っていたので、今までの電話もDR.が直接してくださっていた様です。
2日に出来なかった診断結果の説明をということで、翌日4日(金曜)に予約を入れて頂き改めて伺うことになりました。主人もギリギリ間に合って一緒に説明を聞いて来ました。
病名は【びまん性大細胞型B細胞リンパ腫】
病理診断結果の画面にははっきりと「悪性リンパ腫」と出ていましたがDR.は最後までその言葉は使いませんでした。
いわゆる血液の癌です。日本人に多いタイプで症例もたくさんあり、治療法も確立されているそうです。当日の血液検査の結果も前回より良く、幸いに活動は落ち着いている様子との事。
PET検査を14日(月曜)に別の病院で受け(残念ながら今お世話になっている病院では出来ない検査)、16日(水曜)から一週間程度の予定で入院して抗がん剤治療を受けることになりました。
仕事やゴルフも「いいじゃないですか!ぜひ続けてください。そのために副作用を緩和する薬もありますから」と、日常生活を続けながら治療を進めて行く事に賛成してくださいました。
翌日の15日(火曜)から入院しないのも、この日のラウンドは行っていいとのお許しを得たからです。でも、後日Webなどで色々調べていると「治療前一週間は感染症リスクを避けるため、極力外出を控える」などの文言が。。
行って良いのかなぁと考えたりもします。
でも「楽しい」と感じ「だから頑張ろう」と私が強く願う事の方が大切だから、DR.は許可して下さったはず。ならば、感染予防に努めながら治療前の最後のラウンドを思う存分楽しんで来たいと思います!!
還暦からでも上達できる!と感じたゴルフの成長記録にと始めたnoteですが、これからは癌との闘病記録になりそうです。
病変してしまったものからは逃れられないのは、高校生の時突然の眼底出血で目が見えなくなった事で経験済み。
全ては運だめし。
私は自分の出来ることをするだけ。
後は運に任せます。
全てをそうやって受け止めて来ました。
でも正直に言えば、子育てを終え、親をみんな見送って、自分たちの老後を楽しみに沖縄へ移住して。ようやくコロナが落ち着いてきて、友人も出来て。みんなと一緒にするゴルフが楽しくて。
主人も私も少し自由な時間を手に入れて、65歳くらいまでは色々な所へ行ってゴルフを楽しみたいなぁと思っていたので、やっぱり残念です。
息子にも伝えて入院の保証人になってもらいましたが「精神的、身体的になんでもできることはするから遠慮なく言うんやで!給料もちょっと上がったし金銭的なことも大丈夫」って。
ありがたいですね。心配かけちゃいました。。
主人にも。入院前なので全く普通に元気なのですが、台風で在宅の間の家事を率先してやってくれていました。優しい気持ちが身に沁みます。
ありがとう♡
癌宣告を受けた後、台風がUターンして来てずっと閉塞感を感じて過ごしていましたが、今日は久しぶりのゴルフレッスン!フルショットはせずにやりましたが、ヘッドスピードがガタ落ちで全部右へ。やっぱりドライバーは手術跡がチリチリする感じで、おっかなビックリです。
コーチが「治療中は無理せず、ラウンドモードを中心にやっていきましょう」と言って下さり、スイングチェックの後は3Hほどラウンドを楽しみました。久しぶりに気持ちの良い汗をかいてリフレッシュしました!
やっぱり好きな事をするのはいいですね♡
最後までお読みくださり、本当にありがとうございました。皆様も、くれぐれも体調の変化にはお気を付けくださいね。