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苦悩「太は細を兼ねるのか」
こんにちは。かんぴょうです。
『大は小を兼ねる』なんてことわざがあったりしますが、ありゃホントですね。
「大きいものは小さいものの代わりを務めることができるが、逆はできない」ってやつです。
早い話、大きい方がオトクでいいね、ということ。
少量パックよりも業務用サイズの方が遥かに経済的ですし、背が低くて困ることこそあれど、背が高くて困るということはまぁ稀でしょう。
マリオカートだってそうです。
大体ちびっこいベビィマリオより、バカデッケぇクッパのほうが強いんだから。
なんなら、ラーメン二郎だってそうなんじゃないでしょうか。
ニンニク抜きで不満になることはあれ、ニンニクマシマシで文句を垂れる人なんて居ません。
そんな私は大豚ラーメン、ニンニクマシマシヤサイアブラで。
そんな中、こんな仮説を思いつきました。
タイトルにある『太は細を兼ねる』んじゃないか、というものです。
大小とは違い、太い細いは単純な物差しでは優劣や包含性を判断しにくいと思います。
太い細いは大きい小さいの代用足りうるのか?
そこを徹底検証し、既存のことわざを研鑽、アップデートできないかというのが、今回のテーマです。
やってみましょう、レッツ、フトホソ!
レッツ、フトホソ!!!
まずこの太い細いの比較で一番わかりやすいのは、「体型」のことでしょう。
体型で考えると、かなり細身が有利に見え、一見「細が太を兼ねる」ように見えるかも知れません。
たしかに細い人が太い人用の服を着ても「ビッグシルエット」としておしゃれになりますが、太い人が細い人の服を着ることはできませんね。
でも!だからこそ唱えたい!
「太は細を兼ねる」ということを。
太い細いを、ファッションではなく「領地」として考えてみれば分かるはずです。
例えば、考えてみてください。
小さいエレベーターに細い人が3人。
ここはもちろん「細」の部屋。
そこに飛び乗る1人のド級太っちょ。
どうでしょう?
フトホソの割合は傾き、小さいエレベーターは直ちに「太」側の部屋に寄ることでしょう。
人数では「細」が勝っているのにも関わらず、です。
狭い場所に痩せ型が何人いても、ポツンと肥満が加わることで、そのエリアは「細の場でもありながら」「太が細を支配する」部屋と化すのです。
太ったものはその場の「王」となる。
これはなにも小さい空間に限った話ではなく、もっとマクロな視点で見てもそうです。
「太いやつのほうが世界全体に占める体積の割合が大きいから、細いやつよりオトク」と考えられます。
領地しかり。
オセロしかり。
スプラトゥーンしかり。
ここまで来ると流石に「大は小を兼ねる」要素が強いですが。
まぁとにかく、体の太細に関しては、「太が細を兼ねる」ようですね。
フトホソ、成功ッ!
次行ってみましょう。
次は「年越しそば」です。
元来、私は年越しそばという概念に疑問を持っていました。
長寿を願うために細く長いそばを食べる、あの風習です。
そばは好きなんです。
好きなんですが…。
おかしくないですか?
「長く生きるからって細くなる必要はねぇだろ」と。
ただ細いならそうめんでいいだろ、とも思います。
そば食う口実に年末を使うな、と。
というか本来、麺が細くないと長くならない、ということは無いんじゃないでしょうか?
そばを食べるというのは「長く生きるためには生地を細くしなければならない」という「人生のそば粉、限られてる説」を唱える論者の陰謀です。
太く長くな人生の方が確実にいいと思いませんか?
欲張りにいきましょうよ。
細く長くで得られる幸せは、太く長くで得られる幸せに包含されています。
今年の年越しはそばじゃなくうどん、なんならほうとうなんかでもいいですね、年越しほうとう。
まだ年越しまで300日以上あるけどね。
そんなわけで年越しの麺も太ければ太いほどいいでしょう。
細を兼ねています。つまり…
フソホソ、成功ゥウァッ!ゥァッ!
次のテーマが最後です。
最後のテーマは…
「名前」です。
これは中々想像できないかも知れませんね。
フトホソ・ビギナーの皆さんにもわかるように説明するなら、これはつまり
「太田(おおた)は細田(ほそだ)を兼ねるのか」という問いということです。
わかりますか?
わかりますね?
皆さんはこれを「くだらねー論争」と言うかも知れませんが「くだる、くだらねー」ってのは所詮頭の使い方一つで変わるもんです。
ジョジョ5部読んでても書いてあったし。
で、です。
太田と細田を比べてもまだ掴めない皆さんのために、もっともっとわかりやすい例でいきましょう。
皆さん、
「フトシ」くんは見たことがあっても「ホソシ」くんはないですよね?
これならわかるはず。
「細く生きてほしい」という願いでつけられる名前は、すべからく「太く生きてほしい」という願いに含まれているのです。
なので本来「太」のつく名前を持つ人は(細も兼ねる)と書名に加えるべきですね。
野比のび太(太は細を兼ねる)と、そういうことです。
なんか、
草なぎ剛(「なぎ」は弓へんに剪)
朴ロ美(「ロ」は王へんに路)
みたいだな。
つまり、これが何を意味するかと言うと…
フトホソ、成功ゥアッッ!!
ッァア!ゥッアァッッァゥッ!
と、いうわけで。
無事「太は細を兼ねる」ということが証明できましたね。
「猿も木から落ちる」と「河童の川流れ」のように、気分によって「大は小を兼ねる」と使い分けてもいいかも知れません。
言葉遣いや表現も日々増え、変わっていくもの。
ことわざも、新しいのを使ったりアップデートしていくのも、いいのかもしれませんね。
だからまぁ結局何かって、我慢せずたくさん食べて太ろうねって話なんだけど。
おしまい