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漢方薬って病院の薬と何が違うの?

①診断方法・治療方針の違い

病院では、病気を特定するために細かい検査を行い、異常を見つけて診断し、病名をつけて治療方針を決めます。
しかし、検査結果に異常が出なければ「問題なし」と判断されることも多く、症状があっても治療が受けられないケースがあります。
このように、何度検査を受けても病名がつかず、適切な治療が受けられない人は「診断難民」や「医療難民」と呼ばれることもあります。

一方、漢方では病名にとらわれず、体のバランスの乱れを重視します。
症状だけを見ずに、生活習慣や体質、心の状態まで含めて総合的に判断し、根本から整えていくのが特徴です。

②「心と体はつながっている」という考え方

漢方の基本的な考え方の一つに「心身一如(しんしんいちにょ)」というものがあります。
これは、「心と体は切り離せない」という考え方で、ストレスや感情の変化が体の不調に大きく影響を与えることを意味しています。

例えば、

  • ストレスで胃が痛くなる

  • 緊張するとお腹を壊す

  • イライラすると肩がこる

こうした経験は誰にでもあるのではないでしょうか?
西洋医学では「胃痛=胃の問題」として薬を処方しますが、漢方では「胃痛の原因がストレスなら、ストレスを和らげることも必要」と考えます。
つまり、体の症状だけでなく、その背景まで含めて治療していくのです。

③ 漢方薬は即効性がない?

「漢方薬は長く飲まないと効かない」と思われがちですが、それは誤解です。 実は、急性の症状には驚くほど即効性を発揮することがあります。

一方で、慢性的な体質の問題を改善するには、ある程度の時間がかかることもあります。 ですが、それは「体の根本から整えている」からこそ。
合っている漢方を選べば、そこまで長期間飲まなくても効果を実感できます。

「病院の薬を飲んでいるけど、なかなか改善しない…」と感じている方は、自分に合った漢方を試してみる価値があるかもしれません。

④体質改善になる?副作用は?

漢方は「体質を改善する」と言われますが、正確には「体質を知り、不調を未然に防ぐ」という考え方が基本です。

例えば、「胃が痛い」という症状があった場合、

  • 病院では「胃の炎症を抑える薬」などを処方される

  • 漢方では「なぜ胃が痛いのか」を探り、

    • 冷えが原因なら温める漢方

    • ストレスが原因なら気を整える漢方 など、根本的な改善を目指します。

また、「漢方薬は自然のものだから副作用がない」と思われがちですが、それも誤解です。
漢方は即効性があるものも多く、合わないものを飲めば副作用が出ることもあります。
ですので、自己判断で飲むのではなく、専門家に相談しながら選ぶことが大切です。

⑤こんな方に漢方がおすすめ!

  • 病院で治療しているけど、なかなか改善しない

  • 化学薬や新薬より、なるべく自然なもので治したい

  • 特に症状はないけど、未来を見据えて予防したい

  • 不調があるけど、検査では異常がない

漢方は、「〇〇という病気にはコレ!」という処方をしません。
病名ではなく、その人の「証(しょう)」(体質)や具体的な症状をしっかり聞き取り、全体的に判断します。

「なんとなく不調が続くけど、病院では異常なしと言われた…」
「今の治療ではあまり改善しないけど、他の選択肢も知りたい…」
そんな方は、一度漢方の視点で自分の体を見つめ直してみるのも良いかもしれません。

いかがでしたか?
漢方と病院の薬の違いを知ることで、自分に合った選択ができるようになります。

「漢方まりも」では、あなたの体質や症状に合わせた漢方相談を行っています。
お一人お一人の体の状態をじっくりお聞きし、最適な漢方をご提案します。

「病院では異常なしと言われたけれど、不調が続いている」
「今の治療だけでは改善しないので、他の方法も試してみたい」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの健康をサポートするお手伝いをいたします!

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