崖っぷち10回目の体外受精…大逆転のヒミツは？
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今回は私がまだ駆け出しのころです。正直無理かも…！と思った難しいお客さんを無事妊娠へと導くことができた、忘れられないお話し😊
漢方薬は不思議なものです😌
例えば、咳が出ていれば咳止め、鼻水が出ていれば鼻水止め、熱が出ていれば解熱剤。こんなふうに薬の種類をたくさん使えば一気に治療できるように思いませんか？
漢方薬は違うんです🤚
種類をたくさん使えば使うほど、効果がぼやけてしまいます。シャープに結果を出したいときは薬味を少なく、ピンポイントで使用することがとても大切。この使い方だと驚くほど効果が早く出ることがあります😊
「漢方ってすぐ効かないんじゃないの？」と言われますが、そんなことはありません。芍薬甘草湯は芍薬と甘草の2種類のみでできていますが、飲んだらすぐ効きます。逆に12種類の生薬で構成される半夏白朮天麻湯はじっくり飲まないと効果が現れません。
だからこそ、腕のいい漢方家ほどシンプルな処方を重視します😌
妊活漢方でも同じ。必要な薬がたくさんある場合もありますが、極力余計な薬を足さず、必要なものだけを厳選します。
あるお客様が教えてくれました。8年目の妊活中の36歳の方で、ホルモン剤なしでは自力で生理が来ず、多嚢胞卵巣症候群（PCOS）と診断されていました。これまでに8回の体外受精が実らず、残る4個の卵子を移植するために体調を整えたいということで相談に来られました。
これまでの経緯で、心がどれだけ傷ついているかを考えると、できる限りのことをして一緒に頑張りたいという気持ちがわいてきました👍
漢方薬を飲み始めて2ヶ月後、残った卵子の中からグレードの高いものを2つ選び、9回目の移植に挑戦しました。無事に着床したものの、継続はせず。
そのさらに2ヶ月後、最後の移植です。不安いっぱいでしたが直前に「内膜の厚さは十分で、以前と比べると炎症もない」との医師の報告に希望を託し。やれることはすべてやり、あとは祈るだけでした🥺
移植からおよそ10日後、着床の報告をいただきましたがここからが本番。
どうか？と思っていましたが…2週間後にはなんと、双子の心拍が確認！！
これまで一度も妊娠が継続したことはなかったのに奇跡的に2つの命が授かりました。
「兄弟なんてムリだと思っていたので嬉しい誤算✨✨」と大変嬉しそうでした😭
最後の出産まで大変だったそうですが、かわいい女の子の双子を出産し、「家族が増えました！」という年賀状をいただきました🥰
漢方薬はシンプルに使うほど効果が強く、早く現れる。これが漢方の極意です✨
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漢方と妊活について熱い思いを語らせていただきました！
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