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アスパラガス、収穫が終わったその後は…

アスパラの旬(十勝)は5月から6月頭。
今年は気温が高かった影響もあり
5月末で収穫シーズンは終了した。
収穫が終わったら、もうすぐ
来年に向けての準備が始まる。

1株から約30〜40本ほどを収穫したら
曲がったものや細いものは取り除き
太くまっすぐな茎を伸ばしたままにする。

茎を伸ばすとこんな風になる

これらのもじゃもじゃは「擬葉(ぎよう)」と言う。
本物の「葉」は光合成をせず、擬葉を守る働きをする。
代わりに「擬葉」が光合成をする。
光合成をすることで、根に栄養を蓄える。

擬葉に光合成をしっかりさせるため
・・堆肥はたっぷりと。。。
・・・倒れないようにネットをかけて。。。
・・・・時には伸びすぎた頭をカットしたり。。。
・・・・・混みすぎないよう間引きしたり。。。
まさに農家の腕の見せどころだ。
※夏アスパラを収穫する農家もある。
※収穫を止めればアスパラは芽を出すのを止め
再開すればまた、芽を出し始める。

アスパラは「植物」だ。
花も咲けば、実もみのる。
「実」と言えば味見をしたい。
「毒ではない」らしいのでかじってみた。
甘ったるく、後味にアスパラの青臭い香り…
お腹いっぱい食べるのは遠慮しておきたいが
野鳥が食べるのもうなずける。

この実を植えればアスパラは出てくるが
農家さんは苗を買う。

播種後3ヶ月後くらい

適した状態まで育ててから移植作業に入る。
※左=購入直後、右=ワサッと根を育ててから畑に移植

畑への移植作業は1株1株手作業だ。
「今年は4000株植える予定」と農家さん。

アスパラは、植えた年には収穫できない。
植えた翌年もまだ。
3年目にやっと!収穫可能になる。

だいたい10年くらいで苗を入れ替えるが
15年、20年と採り続ける農家さんもいる。
ここも農家さんの腕次第。

「春アスパラは、去年の作業の収穫さ」
「これからの作業は来年のため」
農家さんのそんな言葉が印象的だった。

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