見出し画像

眼力(ガンリキ)が乏しい人に潜む危険性 #12

1. 人を見極める力

2025年が明けてすぐに、某アイドルグループのリーダーが、過去に一般女性へ性加害を課していたことが明るみとなった。

2月となった今でもメディアは騒ぎたてているが、私は彼が独立した時に「こいつは、やらかすな。」と予感はしていた。とは言え、どこまでが本当なのかは誰にもわからないし(分かる必要もないが)メディアを通してしか彼を知らないが、まともじゃないことくらいは見てわかっていた。
元々は、そこまでの性分はなかった人だと思うが、彼を抑制していた元所属事務所の社長が亡くなって、たかが外れてしまったのだろうと考える。
私の知人達も、このニュースには興味があったことから、私は自身の見解を述べたところ、彼女達から驚くべき反応が返ってきた。

2. 洞察力が乏しいのはイタイです

「あんな人だと、思わなかった。」
知人達から聞いたこの言葉に、私は驚愕しました。

何をどうしたら、あの彼のことを常識人と認識してしまうのか!?この人達、ちゃんと生きていけるのか?と心配になった。
しかし、メディアの街頭インタビューで話す人を見ていると、知人達と同じ感想を述べている方が多く「私がおかしいのか?」と疑ってしまうほどだった。

人の善悪を見極める『眼力(ガンリキ)』は、生まれ持った才能のように兼ね備えている人もいるが、ある程度の年齢を超えてくれば、今までの経験がデータとして蓄積されているので、何か問題が生じればポッと判断できるようになるのだ。
だから、そういう能力に長けてる人は詐欺にも合わないし、変な問題に巻き込まれるという事も生じない。

今回、問題の元リーダーを「いい人」という認識でいる人達は、あまりに洞察力が欠けている。
それが、40歳以上のいい年したおじさん・おばさんとなると、もう手遅れである。老後は、空気の読めない、かまってちゃん&イタイ老害というポジションで、生きていくしかなくなるのだ。

3. 令和時代に求められる洞察力

インターネットが目まぐるしい普及を遂げた昨今、ライフラインが確率し衣食住しやすくなった事は確かだが、あまりに情報が乱舞し過ぎている。

そして、コロナを経てから他人とのコミュニケーションが粗雑になり、良し悪しを見抜く『眼力(ガンリキ)』をこの令和時代、構築することが難しくなってきた。

人の分別を察知する能力は、良い人ばかりと関わっていて備わるものではない。
やはり悪魔的な、人を傷つけることを何とも思わない人と関わらなければ、力はついてこない。

しかし、ここ数年でコンプライアンスやら誹謗中傷に対する規制が厳しくなってきたことから、危険を学ぶことすらできなくなりつつある。

そのような世の中は、本当に安全なのだろうか?

危機感を察知する能力を鍛え、回避できるようにする方が、有力なのではないかと思うのだ。

いいなと思ったら応援しよう!