キャリコン2級試験、ロールプレイケースの感想
先週で終了したキャリコン2級の面接試験、お疲れ様でした。
終了したということで
ロールプレイケースが公開になっていますね。
5ケースのうち3番目は、育児と仕事の両立が多かったのですが
今回は一人暮らしの独身女性でした。
コロナ禍に希望を持って転職したのに、リモートで孤独を感じている様子が
目に浮かびましたが、どんな感じだったのでしょうか。
2級のロールプレイケースは、状況が複雑なものが多く
確認しているだけで、かなりの時間を要します。
まず、第一応答の来談目的をCLが語るだけで約2分
ひとつひとつの状況について、感情と認知まで聞いていくと
それだけでも10分近くかかるのではないでしょうか。
「何が問題なのか」を追いかけたくなりますが
その前に大事なこと。
早い段階でラポール形成の糸口になるような
共感や労いがあると、話も加速するはずです。
ロープレ練習のときはそこを意識しました。
そういえば
第一応答の返しの労いで、2級ホルダーのCL役の方が喜んでくれて
泣き出したことがありました。
「こんなふうに言われたこと、なかったです」と。
いや、単純に「○○、大変でしたか。お疲れ様でした」
といっただけですよ。感情はしっかり込めて心から言いましたが。
こちらも思わず、もらい泣きしそうになりましたが
グッと堪えて、20分を続けました。
えええ?ロープレでマジ泣きする?
と思うかもしれませんが、マジです。
あのとき、「ああ、労いって大事だな」と
体に叩き込まれたのを覚えています。
ロープレといえどもCL役の方は
はりつめて、思い悩んで、来てくださっています。
試験でも、まず、CL役の方のここまでの努力を
労いました。
ふっと緊張が解けたように笑みが浮かびました。
労いによって、その気持ちをほぐしてから
手に手をとって一緒に考えていく。
第一応答の感情ワードを拾う前に
受け止めを、しっかり伝えることが
労いの役割だと思います。
そんなことを、実務でもロープレでも
意識しています。
ここまで読んでいただいて
ありがとうございました。
あ、この労いは取ってつけた感じでしょうか。
すみません。
さらに精進します。