【読書メモ】デザイン思考が世界を変える
読書の目的と答え
Q. デザイン思考って何?
A. デザイン思考とは、名詞ではなく動詞をデザインすること。「何を?」ではなく「なぜ?」を考える。
学んだこと
名詞ではなく動詞をデザインする
デザイン思考とは、非デザイナーがデザイナーの道具(技術的、経済的な制約の中で、ユーザニーズを満たすこと)を使って課題を解決するためのもの。
デザイン思考はそもそも論を大事にする。
例で、シマノという自転車部品メーカが取り上げられている。マウンテンバイクをデザインする際にそもそもなんで乗らないんだっけを調べた。調べたところ、子供の時には自転車を楽しんでいたのに今はためらっている人がほとんど。なぜかと言うと店員はアスリート感出てるしメンテが面倒で金がかかってガチ感が強いから。そこで、スポーツ目的でなく遊び目的のシンプルな自転車を作りヒットした。
このように自転車そのものをデザインするのではなく自転車に乗ることをデザインする。
❌・・・効果的な投票箱、使いやすい歯ブラシ、快適な椅子、静かなエアコン
⭕️・・・投票したくなること、歯を磨きやすいこと、ゆっくりと休めること、ストレスなく過ごすこと
観察→洞察→共感
以下の3つのプロセスをでユーザがそもそも欲しいものを探る。
・観察
人々のすること、言うことを観察する。そして人々のしないこと、言わないことにも着目する。これは本人たちが想像もしていない潜在的なニーズを探るため。
・洞察
観察したことから、人と製品との関係、人と人との関係を分析する。
・共感
関係者の身になる。例では、病院で患者が体験するプロセスを明らかにするために足の怪我を装って緊急治療室までのストレスを体感したものが挙げられていた。
人間中心の設計でサービスとユーザを結びつける
デザイン思考の人間中心のアプローチによってサービスがユーザ(市場)に受け入れられる確率を上げることができる。
そのために、サービス側にデザイン思考文化をインストールする必要がある。
インストールするためには、経営陣に納得してもらうのが効率的。なぜならサービス側にはすでにデザイナーやデザイン思考家がいるから。
ネクストアクション
長期的には、ユーザや関係者中心のサービスを考え、サービスの打率をあげる。
短期的には、まず、そもそもそれでいいんだっけを考えるように意識する。依頼があったらその依頼の目的を把握する。
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