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SPRINT 最速仕事術
読書の目的と答え
Q. スプリントのメリットとプロセスは?
A. メリットは短い期間で課題の抽出からアイデアの検証まで行えること。プロセスは目標を決めてアイデアの発散と収束を行いプロトタイプを作成、ユーザーにテストを行いアイデアを検証する。
学んだこと
スプリントの対象かどうか
スプリントとは、GVが活用しているプロセスで、5日間で問題解決のアイデアをプロトタイプで検証する手法である。スプリントが得意とする状況は以下。
・リスクが高いとき
スプリントによって短い時間と少ないコストで解決策の検証を行うことができるため、多大な時間とコストをかけてから失敗するよりもリスクが少ない。
・時間が足りないとき
集中した期間に仮説検証まで行うのでスピーディにアイデアを試すことができる。
・何から手をつけていいか分からないとき
プロセスの中で、より注力すべき検証項目を選定するので大きな問題に絞って検証できる。
1週間のスプリントで目標設定からアイデアの検証まで行う
スプリントを進めるプロセスとしては以下になる。
・準備(事前)
課題を見抜きスプリントの参加者を決める
・目標設定(月曜日)
問題を洗い出して、どの重要部分に絞るかを決める
・思考の発散(火曜日)
多くのソリューションをスケッチする
・アイデアの選定(水曜日)
ソリューションを選び、アイデアを検証可能な仮説にする
・プロトタイピング(木曜日)
リアルなプロトタイプを完成させる
・ユーザーテスト(金曜日)
生身の人間でソリューションを検証する
目標の設定とスプリントクエスチョンが大事
月曜日、はじめに長期目標を決める。長期目標には、チームの方針を反映し、なぜこのプロジェクトをやっているのかを話し合う。
次に、スプリントクエスチョンを洗い出す。スプリントクエスチョンは、長期目標を達成させる上での懸念を質問のかたちに落とし込んだものになる。
スプリントクエスチョンを出すには以下の質問で引き出せる。
・このスプリントでどんな質問に答えを出したいか。
・長期目標を達成するには、どんな前提が満たされなくてはならないか。
・未来にタイムトラベルしたら、プロジェクトが失敗に終わっていた。どんな原因が考えられるだろうか。
定めた長期目標とスプリントクエスチョンは期間中に何度も参照することになる。ソリューションを考えるときやアイデアを選定するときなど、チームがどこに向かっているかを示す。
ネクストアクション
現実的にステークホルダーを1週間拘束するのは難しいので、期間を伸ばしたりスプリントの要素を抽出して取り上げたい。
具体的には、プロトタイプ思考を持って思考発散、選定、プロトタイピング、ユーザーテストをスピーディに行うこと、スプリント期間の目標と目標達成条件をスプリントの初めにすり合わせることはすぐにでも取り入れる。