
あなたを「支えているもの」は何ですか?
note 開始128日め
3日前に、友達から届いた
息子さんの訃報を知らせる
喪中はがき…
あれからずっと
彼女のことを想っています
彼女がどれだけ
出産を喜び
どれだけ、彼に
愛情を注ぎ
愛情がゆえの
厳しめな教育をして
彼がどんなふうに
育っていったのか…
私はぜんぶ
聞かせてもらっていました
だからこそ、彼は
繊細で優しい青年に育ち
だからこそ
失恋に耐えられなかった…
もう、それらのすべてが
彼女にどれだけの
人生の重荷を背負わせてしまったのか…
彼女の気持ちを思うと
何もしてあげられない私は
自分の無力さを
思いっきり感じています…
でも、彼女は
息子さんを亡くしたあと
引きこもることなく
たぶん、大好きな
小鳥のさえずりを聞きながら
大好きな山へ登り
大好きな歌を
喫茶店で歌いながら
日々、癒されているようなので
少しだけ、安心しています
ちゃんと、自分を支えるものを
持っていた彼女
実は、十数年前
息子さんが小学生の時に
彼女自身、乳がんを患い…
その乳がんが
「トリプルネガティブ」という
予後が悪く
再発率の高いもので
それ以来、彼女はきっと
「死」というものに
まっすぐに向き合い
「どう生きるか?」
を、懸命に考え
日々の自分を
支えるものを
構築しながら生きてきた
のだろうと思いました
だからこそ
彼女は、息子さんの死後
自分を見失うことなく
今後の人生を
歩んでいるのだろう
そう思いました
もちろん
無理しているのだろう…
そうは思いますが
そうでもしないと
崩れてしまうから…
人に会ったり
歌を歌ったり
しているのかもしれません
私は、夫との問題を抱え
精神的な病を抱えたあと
「息子を生き甲斐に」
生きてきました
そのことで
息子に重荷を負わせ
苦しませたことも
たくさんあったかと思います…
11年前
息子が大学に進学して
ひとりぼっちになって
支えをなくしたあと
空の巣症候群
になって
気も狂わんばかりだった…
その後の私は
ずっと、自分探しを
してきましたが
ようやく
「人に依存する」
「誰かのために生きる」
そんな生き方をしていては
その「誰か」が
そばに居なくなったときに
自分を保てない
そういう状態に
なってしまうことを
自分の経験や
クライアントさんを通じて
理解できたように思います
自分を支えるものは
一つでなく
一人でなく
いくつも持っていた方がいい
そう思いますし
できれば、人ではなく
好きなことだったり
好きなものだったり
そういうものを持つことが
人生の大きな支えになる
そう思っています
あなたは、何を支えに
生きていますか?
そして「自分のため」に
生きていますか?
私は、大好きなヴァイオリンを
支えに生きています♬
そして、少しずつではあるけど
「自分のため」に一歩ずつ
新しい未来に向かって
歩き始めようと思っています♬