27年前のできごとを振り返る③
朝散歩38日め
今日の朝散歩は…
な、な、なんと
気球体験✨
のはずだったのですが…
大変残念ながら
気球は飛びませんでした💦
その代わりに
「ゴンドラ体験」
してきました✨
今朝の朝散歩は
お泊まりしたログハウス周辺
雲の隙間から、朝陽のエネルギーが
地上に向かって放出されてました
朝は気球が飛ばない天気だったのに
チェックアウトの頃には
真っ青な空が広がりました
ゴンドラに乗って
山頂へ
遠くまでよく見えて
素晴らしい見晴らしでした✨
さて、ここからはまた
ちょっと重い話になりますが
昨日の続き
「私は精神を病んでいるんだ…」
と気づいてからのことを書きます
27年前の8月31日
自分が心を病んでいて
それでこんな風に
体調が悪化しているんだ…
ということに気づいた私は
実家の両親に
「精神科に行きたい」
と訴えました
が…母は、自分の娘が
「精神を病んでいる」ということを
受け容れることができず…
「そんな病院には行っちゃだめ!」
そう言うのでした…
確かに、30年近く前の
私の田舎あたりでは
精神科=頭のおかしい人が行くところ
そういうレッテルを貼られていたので
母が受け容れられないのも
仕方のないことだったかもしれませんが
当事者として
いちばん理解してもらいたいはずの
母に理解してもらえない…のは
とてもとても、つらかったと
今でも悲しい気持ちになります…
私は、体調が悪化してから
買った自律神経失調症の本の巻末にあった
おススメの病院の中から
夫の実家に近い、精神病院を選び
夫の実家に泊めてもらいながら
その病院に通院することになりました
その病院に予約を取って
初めて通院した日
義母が、ついてきてくれました
待合室で、待っているときに
看護師さんが、一冊の本を持って来て
「これを読んでおいてね」と
手渡された、その本には
精神科に通院した患者さんが
通院数回で、少し状態が改善した頃に
「自殺してしまう…」ということが
書かれていました
私は、それを読んで
さらに気が狂いそうでした…
そして、診察
初回は、1時間ぐらいだったでしょうか
臨床心理士による、性格診断や心理テストを経て
医師の診察を受けた結果
付けられた病名は
「仮面うつ病」
私のように、身体症状が強く出ている場合
その症状のベースに「うつ」があるとされ
それが身体症状の仮面をかぶっている…
ということで、こんな病名がついたようですが
私は、その病名に
納得できませんでした💦
私は「うつ」じゃない💦
そう思っていましたから…
そう思う患者は多いようで
医師からは
「胃潰瘍の薬として開発された薬が
うつ症状の改善にも効くとわかった」
として
ドグマチール
という
毒々しい名前の抗うつ薬を
処方されました
また、その他に
抗不安薬と
睡眠薬
合わせて3種類を
飲むことになりました
そして、その薬を飲み始めた日
私は、とんでもない間違いを
犯してしまいました…
義母が、私の大好きな
ウメッシュを買ってきてくれて
夕食の際に
そのウメッシュを飲み
そして、夕食後に服薬
これ、絶対にしてはいけなかった💦
向精神薬を飲んでいる時は
アルコール類は
効果を強めてしまうので
禁止なんです💦
下手をすると
呼吸の抑制も起きて
命にかかわるかもしれないのです…
それを知らずに
義母がせっかく買ってきてくれたからと
ウメッシュを飲んだあと
私は、その夜から翌日の午後まで
12時間以上コンコンと
眠り続けたのでした…
主人の両親は
私がそのまま目を覚まさないんじゃないかと
相当心配したようでした💦
こんなふうに
私の精神科との付き合いは始まりました
2回めの診察は1週間後
このときも、義母が付き添ってくれましたが
服薬開始からしばらくの間
待合室で「5分待つ」ということが
気が遠くなるほど長い時間に感じられ
俗にいう「焦燥感」という状態
じっとしていられないような
モヤモヤイライラする感じがあり
とてもとてもしんどかったことを
今でもハッキリと思い出すことができます
これは、もしかしたら
薬の副作用だったかもしれません…
こういう時期に、家族が目を離しているすきに
「自殺してしまう…」ということがあると
初診時に読んだ本に書かれていたのでした
ドグマチールという薬は
とりあえず、最悪な状態から
一時的には私を救ってくれましたが
その後、止まっていたはずの母乳が再開したり
ひどい肩こりに悩まされたりと
副作用にも悩まされることとなりました
このとき診察を受けた病院へは
夫の実家と自分の実家を行き来しながら
通うこととなりました
抗うつ剤・抗不安薬・睡眠薬で
心身の状態は、少しだけ改善しましたが
結果的には
「薬で生かされている」
状態となりました
向精神薬の恐ろしいところは
悲しみも和らぐけれど
同時に喜びや楽しみの感情も
失っていくこと…
この頃の私は
能面のような表情で
血色も悪く、真っ白
悲しいとか、腹立たしいとか
そんな感情が湧くこともなかったけれど
嬉しいとか、楽しいとか
そんな感情もほとんどなく
ただ、ぼ~っと
一日を送っていたような気がします
今日も、長くなりました…
この続きは
また明日書こうと思います