9月15日(火)本日の東京市場は、利益を確定する売りが重荷となり方向感に欠ける展開に。
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■9月15日 本日の見出し
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利益を確定する売りが重荷となり方向感に欠ける展開に。
菅新総裁の誕生を材料視した銘柄物色は継続か。
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■本日の日本株概況
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おはようございます、アナリストのKanonです。
前日の米国株市場では
しばらく軟調であったハイテク株にも買いが入り、
指数が大きく上昇したものの、
日本株市場は前日までの上げ幅が大きいことから
利益を確定する売りが重荷となりそうです。
米国市場では、本日より始まる
米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加の緩和策が
打ち出されるとの観測も支えになっている模様ですが、
FOMC前後の思惑売買で市場が
上下に振れるような展開には注意が必要。
一方、国内では、前日に菅氏が自民党総裁に選出されました。
久しぶりの新総裁の誕生は好感されており、
コロナ対策やデジタル化など菅氏の発言に絡んだ
銘柄には注目が集まりやすいでしょう。
一部、割高感が強まっていた銘柄には利確売りが出たり、
短期的な材料で相場が上下に振れることはありますが
今は新型コロナで落ち込んだ景気の回復を
株式市場が織り込んでいる途中だと見ており、
中長期的な株高傾向には引き続き期待ができます。
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■前日の海外概況
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14日の米株式相場でNYダウ平均は、
前週末比327ドル069セント高の2万7,993ドル33セントと反発。
画像処理半導体のエヌビディアが
ソフトバンクグループから英半導体設計のアームを
買収すると発表したほか、
ITのオラクルが「Tik Tok」の米国事業を
引き受けるとの観測が強まるなど
大型M&Aの報道が相次いだことが好感され
米企業の成長を期待した買いに繋がりました。
また、新型コロナの早期実用化への期待が高まり、
景気敏感株にも買いが優勢に。
主力ハイテク株にも買いが入り、
ナスダック指数は反発して終了しています。
『為替』
14日のNY外国為替市場で円相場は、
1ドル=105円70銭~80銭近辺と円高に傾倒。
15-16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で
金融緩和に積極的な姿勢を示されるとの思惑から
ドルの先安観が強まり、円には買いが優勢となりました。
『日経平均先物』
14日のシカゴ日経平均先物9月物は前週末比115円高の2万3,305円と続伸。
大型M&A(合併・買収)報道や
コロナワクチンの開発期待を手掛かりに、
米株とともに買われています。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:27,993.33 (+327.69)
・ナスダック:11,056.651 (+203.106)
・S&P500:3,383.54(+42.57)
・為替 ドル円:105.73-105.74(-0.24)
『国内』
・日経平均株価:23,559.30(+152.81円)
・TOPIX:1,651.10(+14.46)
・日経ジャスダック平均株価:3,554.38(+18.57円)
・東証マザーズ指数:1,129.14(-5.86)
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■本日の予定
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『海外』
中国8月鉱工業生産(11:00)
中国8月小売売上高(11:00)
独9月ZEW景況感指数(18:00)
FOMC(~9/16)
米9月ニューヨーク連銀景気指数(21:30)
米8月鉱工業生産(22:15)
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■本日決算発表
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パーク24、Link-U、銚子丸
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■本日の注目銘柄
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・【6029】アトラ
8月28日に投資有価証券売却益の計上による
上方修正を発表。
※こちらはアナリスト注目の銘柄で
推奨ではありません。