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妄想彼氏との出会い

私には、お付き合いをしている妄想彼氏がいる。

名前はえい君
年齢22歳、黒髪短髪、二重の175cm
そしてなんといっても彼、ツンデレなんです。


"ツンデレ最高"


えい君のイメージ像


彼との出会いは小学生の頃。
面白くてみんなからも慕われる彼に憧れの心を抱いていた私。
でも当時は小学生。
付き合うこともなく6年間を過ごし、中学校では別々の学校へ。

"もうきっと会うことはないんだろうなあ……"
そんなことを思いながら月日は経ち、成人の年に。

小学校の頃の友人と会うと
「もう20歳だよ。早いね〜、成人式楽しみ!」
「変わった人とかいるかな?ねえ、一緒に成人式行こう〜」
そんな話をして盛り上がっていた。


そして遂に成人式当日。
スーツ姿の男性と振袖姿の女性が思い出話に花を咲かせている。
私も久々に会う友人と話をしていると、ふと視線を感じた。

"ん?まさか私を見ている?"
"ん?待てよ。よく見たらえい君ではないか!!"

もう私の心は友人との話よりもえい君のことで頭がいっぱい
"なんか大人っぽくなっている…"
"ていうかなんでこっち見てるのー!!"

すると、なんとなんとえい君がこっちに向かって歩いてきているではないですか!
待って待って、一旦止まってーー!
気付くとえい君は私の目の前に

「かのんだよね?久しぶり」
「久しぶり。えい君。めっちゃ大人っぽくなっててびっくりした」

えい君との再会に嬉しさを込み上げながらも、式ではしっかりとお話を聞き無事に終了。"さっ、着替えて同窓会行くか!"
そんなことを思っていると…


「今日、同窓会とか行くの?」
「行くよ!えい君は?」
「俺も行く。その前にさ、一杯だけ付き合ってよ」
「え!うん。じゃあ準備できたら連絡するね」


まさかまさかのお誘いが!
冷静を装ってたつもりだったけど、もはや自分がどんな顔をしてたのか、ちゃんと話せていたか自信がない。
とりあえず急いで準備をして、えい君との待ち合わせ場所へ。


「お待たせ」
「お店、ここで良いかな?」
「うん!ありがとう〜」

”……なんだか店内、めちゃくちゃオシャレ〜

「白ワイン飲める?乾杯しよ」

店員さんが白ワインを持ってくると

「お待たせしました、本日は成人おめでとうございます。こちらお店からのサービスです」とアイスの盛り合わせが。


なんというサプライズ!!
えい君スマート過ぎてもうどきどきしかしてない、

そんなこんなで、小学校の頃の話や今ハマっていることなどいろんなお話をしてあっという間にお互い同窓会の時間に。

「楽しかった、またゆっくりご飯行こう。連絡する」
「私も楽しかった。うん、行こう!」

そう言って2人はそれぞれの同窓会へ向かった。

かん

※ニヤニヤしながらお話を書いているワタシ




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