ろう児・難聴児と行う、ワークショップ「スーパーボールすくいで大実験」
2024年2月4日にろう・難聴児向けに教育事業を行っておられるサイレントボイスの皆さんと共にワークショップ「スーパーボールすくいで大実験」を行いました。
今回はろう・難聴児の小学生を対象に行いました。
スーパーボールで大実験って
皆さんは夏祭りなどでスーパーボールすくいをしたことはありますか?ポイが破れやすくって、なかなかすくえなかったという人も多いのではないでしょうか。
ところが!100年くらい前に使われていた日本のある伝統技術を使うと最強のポイが作れるんです!
そのような最強のポイを作れる技術は昔何に使われていたのか、現代にどう活かせるのかをみんなで考えていきます。
学校で学ぶ理科の内容は西洋から入ってきた科学が多いですが、
日本に昔からある科学技術に触れることで日本の子どもたちが科学に身近に感じ、興味を持ってもらえるきっかけになればいいな という思いで今回のワークショップを作成し、実施してきました!
ワークショップの雰囲気と子供達の様子
今回のワークショップではメインファシリテーター進行、手話通訳の方が口語と手話を通訳し、1プールに多くのファシリテーターがついて活動をサポートする形で進めていきました。
ワークショップが始まる前から周りの子どもたちがプールの周りで中のボールや仲良く話している姿が多く見られました。ワークショップの中での活動の中でも活発に意見交流が行われいて、発表をする場面でなくても感じたことや考えたこと、不思議に思ったことを伝えている様子が見えました。
このワークショップでは、ファシリテーターだけではなく手話通訳の方の通訳とUDトークをモニターに提示し、ファシリテーターと子どもたちのコミュニケーションを取りました。
ろう児・難聴児に向けてワークショップを行う際の工夫点は?
音を感じてもらう活動
2つのポイを比較するときに音とはどんなものだろうという活動を行いました。この活動では、振動を感じやすい重低音の音をスピーカーから鳴らして、スピーカーに触れてもらい音は振動することで生まれていると感じてもらいました。この活動を行った後に2つのポイを比べてもらいました。
音を感じてもらう活動の中で子どもたちは、音は発生するときに振動しているということをわかっている状態て活動を行ってもらいました。手でポイを触って音が鳴っているということを触って感じとっている様子が見られました。
活動の切り替え
次の活動を行う時の切り替えとして、声を出して前に視線を持っていくことができないので、カードや電気を消したりすることで前を向いてもらえるような工夫をしました。視覚的に伝える方法を考えていきたいと思います。
まとめ
今回は、ろう児・難聴児と行う、ワークショップ「スーパーボールすくいで大実験」の実施の様子をお伝えしました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
今後開催するSTEAM教育ワークショップについては、研究室公式SNS で情報を発信していく予定なので、ぜひフォローよろしくお願いします!!
SNSはこちら↓
<Twitter>
https://twitter.com/ScienceCommuLab
<Instagram>
https://www.instagram.com/koala_no_shippo/
<Facebook>
https://www.facebook.com/Science-Communication-Lab-Shiga-University-in-Japan-101141935250035
他にも、本記事に書ききれなかったことで気になることや質問・要望など、コメントに書いていただけると嬉しいです!
今後とも、加納研究室の活動をよろしくお願いいたします!
noteのフォローやコメントも大歓迎です!お待ちしています!