400字で分かる落語:「あ」の24「空き缶の由来」
24:空き缶の由来(あきかんのゆらい)
【粗筋】 塀の上に空き缶を置いて行く人が多いので色々対策を取るが効果なし。塀に屋根を付けると、缶をその形に折って乗せる。怒った主人は金網を作り、上から缶を入れて塀を作ることにした。そこに置かなくなるひねくれ者もいて時間は掛かったが、空き缶の塀が完成する。テレビでも取り上げられ、缶の塀なのでカンペイ、お軽カンペイと呼ばれる。空き缶だから中身はお軽い。
これで落ちなんですが、受けないので、もう少し……子供が棒でカラカラと音を立てたのが始まりで、みんなが音を立てる。とうとう主人が音を上げてしまいました。
【成立】 桂歌丸師匠が演じたのを三度ほど聞いた。10分から30分、中身も少し違う。お尋ねしたら、須山勇さんの作品で平成の初めころから演っていたと仰った。聞いたことある人だと思って、家に帰ってから気が付いた。師匠の本名じゃん。2003年4月1日、やられたね。翌年苦情を申し入れたら、更に先を演じて下さった。