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400字で分かる落語「自惚れ医者」2

「う」の70:自惚れ医者(うぬぼれいしゃ):その2
【粗筋】 大店の娘の差し込みがひどいと、医者が呼ばれた。親父に腹を抑えさせて、探ると腹にたまったものがある様子。さすっているうちに下の方に手が行く。娘が黙っているので、手を取って自分のモノを握らせると、黙って握っている。そうなると、腹を抑えている親父が邪魔だ。「親父殿、もうよいから、薬を煎ずる湯を沸かして来て下され」「はい」「どうしました。早く沸かして下され」「先生、この握ったものはどういたしましょう」
【成立】 安永2(1773)年『今歳花時』の「針医」。何を握らせたのか、うぶな私には全く分からない。「癪」という題で演じられることもある。

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