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400字で分かる落語「イタコ捜査官メロディ」

「い」の53:イタコ捜査官メロディ
【粗筋】 警官として使命感に燃えている新人の鈴木一郎、浅草で密室殺人事件が起こったので、特別捜査官のメロディを呼びに行く任務を与えられた。メロディとは、青森出身のイタコ捜査官で、生霊死霊を呼び出して思いを歌に乗せて伝えてくれる。
 呼びに行くと、結婚を決めたユキエが生霊に襲われている。メロディは友達のハナコの霊を呼び出し、自分がいつも振られているのでいじけたのを見抜く。メロディはユキエに合コンを企画するようアドバイスして、事件は解決。
 現場に向かうと目の前に飛び出した男がいる。彼が彼女を殺した事件も解決。
 いよいよ浅草の現場へ……歌が始まるが、「さっきと同じ曲じゃないか」……事件は杉の木だった魂がいつの間にか木魚にされていた。和尚様に思いを寄せたが、他の女と関係したので嫉妬で殺したのであった。
「これで犯人と動機は分かったが、凶器は何だ」「はい、バチを当てました」
【成立】 鈴々舎馬るこがギター持参で歌っ……いや、演じた。

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