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司法書士試験合格者の就職活動

この記事はWordpressからの移管記事です。

司法書士事務所に就職して1か月ほど経過したころに頂いた「どんな雰囲気の事務所に就職されましたか?日々の業務について感じることを教えてください。」という質問に対して、就職活動と絡めてお答えしたものになります。

私の就職活動

就職活動①

司法書士試験の筆記合格発表の数日前にエージェントに登録し、合格発表後にすぐ動き出せるように準備していました。理由は、合格発表したら多くの受験生が就職活動に向けてどっと動き出すだろうと思ったからです。

初めに登録したエージェントは、legal job boad㈱sactメンターエージェントでした。

私がエージェントに出した希望は次のとおり

  • 小規模

  • 年収は350万円を下らなければこだわりなし

  • 車の運転無し

この車の運転無しという条件がくせもので、地元だとほとんど該当箇所がなく、地域にこだわりもなかったため、エージェントが持ってくる案件はほぼ関東の事務所でした。

  • 10/11:筆記通過を確認

  • 10/12:sact担当さんとzoom面談

  • 10/13:リージョブ担当さんとzoom面談

  • 10/19:リージョブ紹介の東京の事務所とzoomでリモート面接

  • 10/25:口述試験

  • 10/26:sact担当さんとzoom面談

  • 10/27:リージョブ紹介の神奈川のA事務所と現地で面接

  • 10/28:sact紹介の神奈川のB事務所とzoomでリモート面接

今自分で振り返っても鬼スケジュールだなと思います。というのも、どのエージェントからも「早くしないと他の合格者にいい事務所がとられますよ!!!」と急かされていたから。上手いこと口車に乗せられて、早い時期に面接をいれてこなしていったのですが、急ぎすぎた反動に襲われることになりました。

10/27新横浜行きの新幹線にて、迷走神経反射のようなサーっと血の気が引いて間の前が真っ暗になる感覚に襲われました。

実は、その日、神奈川の事務所と東京の事務所と面接をハシゴできるように担当さんが組んでいてくれたのですが、そのような状況では当然行けるはずありません。せめて1箇所は、と何とか頑張って神奈川の事務所だけ面接を受け、ヘロヘロになりながら帰宅しました。

就職したいと早る気持ちに身体がついて行かず、環境の変化もあって、さらに関東で研修を受けるとなると勤務後に自宅で休日を返上して受講しなければならない…冷静に考えてこんな状況で臨むのは無茶だと思い、一旦就職活動を中断することにしました。

面接を受けた事務所には、いずれも良いお返事を頂いていたのですが、お断りのご連絡をしました。どの事務所もとても良いところだっただけに、本当に申し訳なかったです。

就職活動②

後の展望も踏まえて、就職活動の軸を考え直していた頃、日司連が主催する開業に関するウェビナーを聴講しました。主に司法過疎地での開業にスポットを当てたものだったのですが、非常に参考になりました。

このウェビナーを踏まえて、開業を考えるならば、遅かれ早かれ車の運転はしなければならないし、だったら今から練習しとけば?という気持ちになったので、車の運転なしは希望条件から消えました。

また、各種研修が始まる中、後見や裁判事務に関しては、前職での知識で十分実務に通用することが分かり、必ずしも勤務で学ぶ必要性が高いわけではないと考えなおしました。

これらを踏まえると、私の希望条件は次のとおりとなりました。

  • 不動産売買中心の事務所

  • 小規模

  • 年収は350万をくだらなければこだわりなし

こうなると、ほぼほぼ全ての事務所が射程範囲内になります。

就職活動③

私の県会では、合格者のうち希望する者に向けて、就職受け入れ希望の司法書士事務所の情報提供制度があります。就職希望者のリストは就職受入希望事務所が閲覧することが可能ですし、逆に就職受入希望事務所のリストは就職希望者へ送付されます。基本的には事務所→求職者のアプローチが強く、マッチングアプリみたいだな~なんて思ったりしましたが、受入希望事務所の後から追加が多すぎて、求職者が事務所を選ぶことは容易ではないので、タイミングの要素が強いなと感じました。

私はこの制度を利用して2所、事務所見学へ伺い、3所面接の機会を頂きました。

就職先の事務所は、このうちのひとつです。

勤務先の事務所について

決め手

県会のリストを利用して就職活動している頃に、twitter、同期や先輩の間で話題になっていたのが、司法書士業界ブラック説でした。難関国家資格を取得した初任給が350万しかないとか、みなし残業40時間とか…その真否や是非はともかくとしても、世間の感覚とややズレた気はあります。

そもそも、私が公務員って嫌だな~と思ったのが「コスト意識のなさ」にあります(詳しくは自己紹介のページを見てね)。個人的な価値観なのですが、仕事は時間内に終わらせてなんぼ、効率よく短い時間で最大限の効果を出すことが望ましいと私は思っています(時間をかけて丁寧な仕事をすることを否定する趣旨ではありません)。なので、出来るだけそういった働き方をしている事務所とご縁があればいいなと思っていました。

就職先の代表は、そのあたりの感覚が私と一致していましたし、電話から面接までの運びや面接当日の対応からスマートな仕事ぶりが良く感じられました。

お断りした事務所は、面接のご連絡を頂いた時点でもたついたり、面接をダラダラとされたりと、結構「ん?」と気にかかる点が多かったです。

事務所の雰囲気

民間企業にいたことがないので、そことは比較しようがありませんが、事務所に人が多いタイミングの雰囲気は裁判所と似ているな~と思っています。基本は黙々と仕事をしつつ、仕事についての話をたまにして、相談しに席をたったり喋ったりするもの気を遣わない感じです。

資格者も代表も若くて堅い感じもないです。怖い人もいません。

日々の業務について

とにかく公務員時代とのカルチャーショックが激しいです!!!

  1. 外回りが多い

  2. 仕事のスパンが超短期

正直、まだ業界に足を踏み入れて1か月なので慣れるのに必死で、やり甲斐や面白味を感じるところにまで至っていません。マロ主さんは受験生の方なのか、同期の方なのかわからないのですが、参考にならない内容で申し訳ないです。

もう少し仕事に慣れてきたころに、もっと楽しい話ができたらいいな~と思うので、またマシュマロ投げてもらえると嬉しいです。多分、しばらくは業界のヘンテコルールに対する怒りのツイート続くと思いますが(笑)

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