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映画・ドラマ評

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映画・ドラマの解説評論集
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記事一覧

みんなアニメシリーズ版『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』を複数の…

*扉絵:コグニティブ・フォートトク、ビジョンクリエーター生成画像。 *この論考は、浅野い…

中田コウ
3週間前
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あるがままに捉えれぬが故に基準から切り取らざるを得ぬ前提を弁えぬ凡人は、言葉の魔…

*扉絵:コグニティブ・フォートトク、ビジョンクリエーター生成画像。 *以下の論考には映画…

中田コウ
7か月前
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飲み食い喫い打ち溺れる怠惰な恒常性は斯くも強かで、その無間地獄から抜け出す契機は…

*扉絵:コグニティブ・フォートトーク、ビジョンクリエーター生成 *以下の論考には、映画『ガ…

中田コウ
1年前
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鋼の体躯に鋼の心たり得ぬならば狂うか死ぬか、何れにせよヒトであることを辞めますか…

*扉絵:コグニティブ・フォートトーク、イマジンアート生成 *以下の論考には『サイバーパンク…

中田コウ
2年前
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記憶に入り浸る危険性を知る男は、如何にして過去に閉じ籠もるのか―『レミニセンス』…

*扉絵:コグニティブ・フォートトーク、イマジンアート生成 *この論考は映画『レミニセンス』…

中田コウ
2年前

『攻殻機動隊 SAC_2045』における「解脱」と「混ぜるな危険」

*扉絵:コグニティブ・フォートトーク、イマジンアート生成 *以下の論考には『攻殻機動隊 SAC…

中田コウ
2年前
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経験の並列化をし難いヒトという、この厄介で七面倒臭く屈折する愛すべき存在―『攻殻機動隊 SAC_2045』

*扉絵:コグニティブ・フォートトーク、ビジョンクリエーター生成 *以下の論考には『攻殻機動隊 SAC_2045』のネタバレが含まれる。なお本論は、藤井道人監督『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』(2021)並びに『攻殻機動隊 SAC_2045 最後の人間』(2023)の論評を含まない。 *本稿末尾に筆者が呈する疑念についての詳細は以下を参照。 以下本文。 自律型思考戦車:通称「タチコマ」が互いに戯れる様子はいつもコミカルで、しかしその愛らしさに似つかわしくない

『スカイ・クロラ』に見る「いき」の構造

*扉絵:コグニティブ・フォートトーク、ビジョンクリエーター生成 *以下の論考には映画『ス…

中田コウ
3年前
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正しさと虚構と良心―『THE GUILTY/ギルティ』“Den Skyldige”

*扉絵:コグニティブ・フォートトーク、ビジョンクリエーター生成 *以下の論考には映画『THE …

中田コウ
3年前
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「実写版が『カウボーイビバップ』である必要性」が見当たらない

*以下の論考にはNetflix制作の実写版『カウボーイビバップ』に関するネタバレが含まれる。 …

中田コウ
3年前
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超人に対するアンチテーゼとしての『刑事グロムvs粛正の疫病ドクター』

*以下の論考には映画『刑事グロムvs粛正の疫病ドクター』のネタバレが含まれる。  DCコミッ…

中田コウ
3年前

外を見た者たちの行き着く先と、閉じた世界に取り残される者たち―『マッドバウンド …

*扉絵:コグニティブ・フォートトーク、ビジョンクリエーター生成 *この論考には映画『マッド…

中田コウ
3年前
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やむに已まれぬが故に―『悪魔はいつもそこに』“THE DEVIL ALL THE TIME”

*扉絵:コグニティブ・フォートトーク、ビジョンクリエーター生成 *以下の論考は映画『悪魔は…

中田コウ
3年前

少女の孤独に気付く少年は、幼さと拙さ故に度が過ぎて―『聲の形』

*扉絵:コグニティブ・フォートトーク、ビジョンクリエーター生成 *以下の論考には映画『聲の形』のネタバレが含まれる。  善悪二元論は、一見すると複雑な事象を割り切って見せたようで、しかし物事を単純にするからこそ、逆説や逸脱、期待と行為の相違を都合よく塗り潰してしまう。  石田将也は好奇心旺盛な道化である。その旺盛な好奇心にとって、聾者の西宮硝子は関心を引きつける存在である。彼は思春期以前の男児が無邪気に放つ悪ふざけを書き記し、ちょっかいを出す。  しかし、時間の経過と共