テイルズオブヴェスペリア日記④
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私がカプワ・ノールの話をしている間に、パーティーが貴族の家に乗り込もうとしている。早まらないでほしい。まずはカバンの中をよく見てほしい。
常に回復アイテムがない
状態異常回避アイテムと、敵を調べるアイテムが入っている。たまにTP(技を出すときに消費するポイント)回復アイテムが入っていることもある。だがそれだけだ。実のところ、カプワ・ノールに来る前からこんな調子だ。
そもそも回復アイテムを買うお金がない。ノール港に来た頃、町の人に『ここの貴族は金にがめついので旅人からもお金を取る』と聞かされた。震え上がった我々は所持金を確認したが、装備品の一つも買えない金額しか入っていなかったので安堵した。そういうこともあった。このとき所持していたお金は回復アイテムを4つ買える程度のものだったが、端金でHP30％回復のしょっぱいアイテムを買うのがなんだか嫌で結局買わなかった。
そのくせ宿屋には泊まった。プレイヤーはアホだ。
賢い犬だなあ。
回復アイテムがない理由は他にもある。戦闘中に、主にラピードが回復アイテムを使うからだ。近接戦闘をしがちなカロルやユーリさんに回復アイテムを投げてくれるので非常に助かっている。我々パーティーのHP管理をしているのはこのワンちゃんだと言っても過言ではない。だがうちのワンちゃんは節約を知らないので、アイテムが底を尽きるまで使う。結果、回復アイテムがすぐなくなる。
たぶん作戦？とかいうのを変えればいいんだと思うが、プレイヤーは今までに触ってきたゲームの作戦画面を一度もいじったことがないので今回もこのままでいく。脳筋プレイで貴族を急襲だ。
ラゴウ邸とはどんな場所か
前記事で散々ネタにした貴族の家改めラゴウ邸。侵入してみたところ、様々なバッドスポットが見つかりました！
①地下牢
私邸に地下牢はちょっと攻めすぎじゃないか～？しかもかなり広い。詰め込めば1部屋に100人くらい入りそうだから、地下牢全体でだいたい1000人くらいは収容できる気がする。ラゴウ邸の地下牢を信じろ。
あと魔物もうろついている。ここ魔物の侵入を防ぐ結界の内側だぞ。どうやって連れてきたんだ。ラゴウ邸初任の兵士が「ちょっと魔物連れてきて」って言われて奮闘するコメディがあったのか？魔物じゃらし的な物で野生の魔物を釣ってラゴウ邸まで導いたのか？「侵入じゃない！招待だからセーフ！」とかゴネたのか？
『……そのスピンオフどこで読めるんだ？』と思った自分と、『魔物の誘導を成功させた兵士に向かってラゴウが「君はよく頑張ってくれました。褒美として、最高の栄誉を与えましょう。魔物の餌第一号という栄誉をね」って言って兵士が食われるシーンでオチるな』と思った自分がいる。
②ラゴウのわくわくお楽しみゾーン
街から拐ってきた少年少女が地下牢の魔物の餌になる様を、外側から安全に見られる場所。いい趣味してる。ラゴウがこの真相を明かしたとき、私はもうニッコニコで演説を聞いていた。金持ちのおじさんが道楽で人をエンタメ消費するの、私の癖なんですよ。ファンサービス嬉しいぜ。
ちなみにユーリさんはブチギレてラゴウの目の前で檻をぶっ壊しました。プレイヤーの脳筋が伝わったようです。よかった。
③天候を操るクソデカ魔道器
雨をめちゃくちゃいっぱい降らせて庶民困らせようぜ～！って絶大な権力を手に入れた保育園児かよ。だがそんな魔道器をなぜか飛んできたドラゴンライダーが破壊！夢見がちな保育園児が描いたらくがきみたいな展開だ！IQ2の脳筋でも分かる最高におもしろいシナリオをありがとうございます。
じゃあドンパチも終わったことなので、海を渡って次の街に行きましょう。次回、『脳筋はカルボクラムを攻略できない』にてお待ちしています。