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【一時帰国】 日本に「帰って」フランスにも「帰って」くるのは可笑しくて寂しい
みなさんおはようございます、こんにちは、こんばんは、
フランスのAngersに留学中の大学生、せらびです🌷
フランスでは2月に冬休み的ポジションのバカンスがあります。
私の大学の場合土日を含めた9日間の長期?中期?休みがありました。
年末年始にホリデーで2週間以上休み、新学期が始まったばかりなのに、
まだ1ヶ月ちょっとしか経っていないのに、
すぐにこんな感じでバカンスがきます。
「フランス人は休みすぎ」という意見もちらほら目にしますが、
私的には、本当にこんなに休みがいっぱいあるのか!、と、「さすがバカンスに生きるフランス人!!」と、純粋に驚きながらヤニヤしていました。
日本に帰ったらこんな高頻度で長いお休みが来ることはあまりないので、”フランス流バカンス”の波に存分に乗っていきたいと思います笑
そんな長めの休暇を使って私はなんと日本に一時帰国をしました。
一時帰国に関するあれこれ、理由とか悩みとか学びとか・・・そういうのはまたしっかり気持ちがまとまってから書きたいと思いますが、
フランスに再度戻ってきた時にふと感じたことを忘れないように書いておこうと、とりあえずまずはここから。
🌼日本に「帰る」しフランスに「帰る」
面白いなぁと思ったのが、
「日本に帰る」という言葉と同時に、
「フランスに帰る」という言葉を使うこと。
Angersにいると留学生の友達に、
「When will you come back to Japan?」って聞かれて、
東京に帰った時に会った友人たちからは、
「で、いつフランスに帰るの?」と聞かれた。
帰ってまた帰るって、なんか不思議。
私の母国、出身地はいつまでも死ぬまで日本だから、
「日本に帰る」はわかる。
フランスはあくまでも一時的に滞在している場所なのに「帰る」と言う。
今は列記としてフランスに居住しているから、に違いないんだけど、
そんな冷静な話をしたいわけではなく、
気がつけば、半年前初めて訪れたこのフランスという国、特にAngersが、しっかりと自分の人生の一部になっている、というこの感覚に、すごくグッときたのだ。
私、ちゃんとフランスに主体性を持って、しっかりちゃっかり生きてこれているんだ、と少し嬉しくなった。
🌼でもやっぱりフランスには「訪れる」
一方で一時帰国を終えてこんなことにも気がついた。
それは日本から帰国して、パリのシャルルドゴール空港に到着した時、
ラゲージを回収してスタスタと到着口を出ようとしたら、
すごい人数の人が通路の仕切りから身を乗り出していた。
(なんでかいつも以上にその量が多かったのだ)
どこかから来る誰かをワクワクした気持ちで待つ人たちでいっぱいの人だかりを横目でスルーした時、
あくまでも自分はここに「訪れた人」である感覚を自覚してしまった。
1週間前日本に帰国して成田空港に降り立った時、
両親が到着出口の一番前で私を出迎えてくれたことがちょうど比較対象に見えたからかもしれない、
別に毎回誰かが空港まで迎えにきてくれるとは限らないし、
「その有無=帰国感」の等式は成り立たないものだけれど、
ちょうどその経験をしてしまった後だったからか、妙に自分の「ビジター感」を強く感じたのかもしれない。
1週間ぶりに戻ってきたシャルルドゴール空港で、どこか寂しさみたいなものを感じ、改めて現実世界に戻ってきたような気がした。
別に日本に一時帰国していた間も現実なのだけど、
まるで長い夢を見ていたかのような気がした。
でも、数ヶ月後に留学を終えてフランスから日本に戻る時も、きっと、あまりにも幸せで贅沢な夢から覚めてしまった、と寂しく思うのだろう。
どっちもリアルな等身大の一度きりの私の人生。
夢なんかじゃない、有限の貴重な大切なリアルの日々、
この日本への一時帰国をパワーと学びに変換して、明日からしっかりフランスで地に足つけて頑張りたい。
🌼密かに100日を切りかけている留学生活
フランス留学も残り3ヶ月!!!
悔やんでも惜しんでも残り100日くらい。
いや、もう3桁を切っているかもしれない。
フランスに戻ってきた空港は、すごく寂しくて悲しかったけど、
違う違う、そうじゃない。
私はここへワクワクを過ごしに戻ってきたのではないか!!!
私よ、思い出に浸っている時間はないぞ、前を向いて進むのだ。
1週間ぶりに帰ってきたAngersは日がめちゃくちゃ伸びて、18時もまだ明るくて、そして青空が見えて、確実に春が近づいてました☺️ 嬉しい!!
ではまた、
C’est la vie.