思いが繋げる空間
今日のお抹茶は
白と赤の椿が咲き乱れた
清水焼の筒茶碗に点てられた
我が家の庭の椿はまだ蕾
いつ咲くのだろう
いつ咲くのだろう
と毎日楽しみに待っているが
咲いていないので
お茶碗に咲いていて嬉しくなる。
家元にそんな話をすると
「実は、我が家の椿も咲かないんです」
と家元の視線の先をみると
茶室の外にある椿の木に
蕾が沢山あるのに咲いていない
「今年は、どうしたんでしょうね」
「椿の反抗期ですかね」
などと
互いの家の椿を思いやる
イメージできるものは
自分の心身魂にある
振動数と合わせられるものだけ
我が家の椿と私
家元の庭の椿と家元と私
土地と茶室が周波数で
繋がる瞬間が嬉しい
「咲いたら教えて下さいね」
とおっしゃる家元の言葉に
心がやわらかくなる
「思い」という氣の振動が
繋がっていく空間は素敵だ
夫や子供達が、
どこにいても
我が家を思い出すと
魂が浄化され、心身の氣が整う
そんな神社のような我が家に
していきたいと改めて思う。