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通行人をお客様にする方法②
おはようございます!!
今日もメチャクチャいい天気で、朝からハイキングのシニアの方々の元気さに驚いていました。
前にも書きましたが、私の通勤電車のひとつにローカルのワンマン電車がありまして、このキャッシュレスの時代にまだ現金のみという運賃の回収しかやってないんです。
そのハイキングのシニアの団体は11人だったのですが、見事に全員が全員、イコカ(関東でいうスイカ)での支払いだったのです。
もちろん、車内には現金決済しかやっていない案内の張り紙もしていますし、マイクでのアナウンスもしています。
しかし、そんなのは全く聞いてもないし、見てもいません。
結局、降りる段階になって現金でしか払えないことを知り、「今時、キャッシュレスが出来てないなんて時代錯誤もええとこやでぇ!」と怒りながら降車していきました。
慣れというのは恐ろしいもので、ついこの間まで「キャッシュレスってなんなの?年寄りには分からへんよ!」なんて言っていたのに…。
ただ、今回改めて思ったのが、こうゆうことを何回も経験しているのだから、鉄道側も前もって直接目の前まで行って、「当列車は現金払いのみになりますので、小銭の用意をお願いします。前に両替機もありますから。」と一言付け加えるだけで、みな嫌な思いはせずに済みます。
ちょっとした、気づき、思いやり、予測、準備が出来ていることが人との関係をぐっと近づけてくれます。
買い物袋をもったお客様が店内にいれば、「よろしかったら、お荷物をこちらに置いてゆっくりとご覧になってください♪」と言えてますか?
こちらから、お客様との距離感を縮める方法は、たくさんあります。
買い場においては、100%お客様が主役だということお忘れなく♪
はい!
今日はですね…
Interest(インタレスト)=興味を沸かせる要素
を説明したいと思います。
これは、VP&PPエリアで、果たさなければならない役割です。
ウインドーの場合では、シースルーウインドー(店内がよく見えるウインドー)などで、またウインドー以外では、入り口から入ってすぐのメインステージ、シェルフのエンド(棚の両端)などで展開すると有効なのです。
そして、私はこれが一番重要だと思っているのが、店内への誘導です。
「ちょっと寄ってみるか」
「この店には、なにかいいものがありそう」
という、買い場への期待感が膨らむような演出が重要なのです。
これには意図的な仕掛けの要素が必要になります。
ダイレクトな店の顔の演出がAttentionだとすれば、このInterestというのはお客様の好奇心をかきたて、商品への興味をそそり、従来抱いていたその商品に対する観念や認識の範囲を超えた「超魅力」の表現を一気に、瞬間で高めるものでなければなりません。
たとえ他店と同じ商品でも、「この店は何かが違うぞ?」といった見せ方の仕掛け方法が問われます。
ファッション関連商品であれば、雑誌に取り上げられている最先端の着こなしを再現して見せ、その雑誌とともに展示したり、ファッションショーの映像をモニターで流したりするのも一つの方法です。
また、プラスアルファの要素として、流行のスタリングイメージを出しやすい服飾雑貨(たとえばストール、マフラー、手袋、ベルト、アクセサリー、靴、バックなど)を組み合わせて、魅力的な着装感を演出し、店のセンスをアピールすることが必要です。
化粧品&ドラッグなどでも興味をそそるプレゼンテーションの方法があります。ひとつのテーマでまとめたブランドミックスによるシーンの演出です。
例えば、10月10日の「目の愛護デー」をテーマに、目薬と目やコンタクトの洗浄剤、目に良い栄養補助食品、目の疲れを癒すアイピローなどの関連商品で生活シーンをイメージ化します。
それと関連して、かたわらで目元のおしゃれ化粧品、秋の定番でもあるアイシャドーなどを店頭(買い場)の前面で展開します。
また、お勧め商品のグループを年代別対応や職業別対応など新たな切り口で提案すれば、お客様が今まで知らなかった商品を発見することができます。
そうすれば、それ以外の商品も見たくなり買い場全体を知りたくなります。
そのうえ、気が利いている店、欲しい商品が見つけやすい店、アイデアのある店へと高感度が高まります。
展開方法は、四方視が可能な四角錘(ピラミッド型)の階段状の台の上に並べていく方法と、三方視のひな壇型式がいいです。
どちらも一押しの商品やPOPを最上段に置くとさらに興味を引きます。
はい!
今日はここまでとさせてください。
また明日お会いできるのを楽しみにしております。