人間は直角には動かない
こんにちは。
昨日の続きですが、バック屋の店長に何をお伝えしたかっていうと…。
(お客さんは、カクカクと直角に曲がってはお店には入ってこない)
ってことです。
昨日にも言いましたが、お客さんはお店の前を横目で見ながら通り過ぎているのです。ショッピングセンターなら、食料品を買い終えたカートを引きながら、店の前の通路をものの3~5秒の間に通過するんです。
その3~5秒の間に、
「あっ!きれいな色のバック♪」
「めちゃくちゃ可愛いデザインやん♪」
「あっ!このお店、スマホショルダー置いてる♪」
と、なにかしら気づいてもらわなければなりません。
その時は、来店してもらえなくても、お客さんの心には
「また時間ある時に寄ってみたいなぁ~」
と刻まれるはずです。
では、お店としては、そうやってお客さんに立ち寄ってもらいやすくするためにはどうしたらいいのか?
これも簡単なことです。
お客さんに合わせればいいだけのことです。
さきほども言いましたが、
お客さんは、お店を横目で見ながら通過しているのです。
横目で見やすいのは、どれぐらいの角度でしょうか?
ちょっと、30~40度ぐらいずらした角度じゃあないでしょうか?
少なくとも、真横の直角では見にくいですよね?
そうなんです。通路から見て、その斜め30度から40度ぐらいに角度をつけて商品を見せてあげれれば、お客さんの目に飛び込んできやすくないでしょうか?お店の通路(導線)も斜めに作って上げれれば、入りやすくなりませんか?
お客さんの動き、目線に合わせて、お店のレイアウト作りをすればいいのです。
なのに、ほとんどのお店は通路に対して平行であったり、直角にテーブルを置いたり、ショーケース、ハンガーラックを並べてたりします。なのでお客さんの通路(導線)もお店の前の通路に対して直角にとっている所がほとんどです。
これでは、お客さんに優しくないです。いかにお客さんに手間をかけさずに、自店に興味を惹かせる事ができるか?
簡単な事ですが、めちゃくちゃ大事な事です。
嘘だと思ったら、お店の商品など置いてあるテーブルやハンガーラックなど、なんでもいいので、斜めにしてみて下さい。
直角や平行に置いてある時と比べて、格段にお客さんに見てもらえる機会がふえるはずです。
騙されたと思ってやってみて下さい。
ちなみに、ちょっとだけ豆知識を入れときます。
人間の習性と行動特性には、左偏性というのがあります。左側の商品は取りやすい。左にあるモノに沿って歩きやすい。視線は水平に左から右へ移動していく。というものです。
やみつきにさせたら、申し訳ありません♪
看板も同じです。
少し斜めにしてあげてみて下さい♪
では、今日はこのあたりで失礼します。
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