サンダルが子どもの体に及ぼす影響
以前、子ども用サンダルに潜む危険性で怪我のリスクをお伝えしましが、今回はサンダルが子どもの体に及ぼす影響について取り上げます。
巻き爪に悩む男の子
巻き爪の原因は一つではありませんが、正しい歩行ができなくて発症する場合もあります。
正しい歩行は、踵を着いて、足底に体重が載って、親指で真っ直ぐ蹴り出すことです。
簡単ですが良く観察していると正しく歩けている人は意外に少なく、誰でも大なり小なりどこかで補って歩いています。
また、正しく歩けない理由には歩行に適さない履物があります。
この男の子の場合は、距骨の回転軸が内側で体重が載ってから蹴り出すまでオーバープロネーション(過剰回内)、母趾が内側に捻じれた状態で蹴り出していました。
オーバープロネーション(過剰回内)は巻き爪の他にも外反母趾を発症させやすい動きです。
歩行に適さないサンダルではこの悪い動きを制御できず巻き爪になってしまったケースです。
子どもがサンダルを頻繁に履くことでの懸念
ゆるゆるのサンダルは悪い動きを制御できず歩行を狂わせ、常用していると足の機能を弱くします。
子どもの“足の成長と履物の関係”は色々と指摘されていて、特に骨格形成している成長期の子どもに頻繁に履かせる履物ではありません。
・・・率直にゆるゆるのサンダル履きはやめた方がいいと思います。
先ずは、合ったシューズを選び少しでも足の動きをサポートしましょう。