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『天號星』ネタバレあり感想(9/14)・その2

9/14初日鑑賞の感想、前回に書き足りなかったことや思いついたことなど。
ネタバレありの感想になります。
(セリフ、役名等、聞き間違い、勘違いがあるかもしれません。ご承知おきくださいませ)

(ネタバレのためワンクッション)

ライブビューイング発表になりましたね!
やったー!!
…とは思ったものの、その前後の仕事や旅行などの予定がちょっとタイトで、自分の気力体力が心配で頭抱えております。

(クッション終了)

・こくりが逃げてしまって戻ってこない、という展開がやや唐突だった印象。
じゃあどうすれば違和感なかったか?と言われると自分でもわからないのですが、「我が身大事」で「逃げ足早い」タイプだ、と前もって説明されてれば納得するかなー、うーん。

・みさきに「むかしは不思議な力があった」というのは、弁天と一緒にいたから神通力なり霊能力なりが発揮されていた、ということなのかな…?と。
これじゃいかんと弁天が自分から引き離したことで能力は発揮されなくなり、今回弁天が江戸にもどってきたことで、”天號星は凶つ星…”というあのトランス状態になったのかしら。

・衣装について。
冒頭、町井の人々の衣装は江戸時代って感じだなー、と思っていたら、メインキャラたちの衣装は和風ではあるんだけど、微妙に江戸時代からずらしている感じ。
かと言って完全に洋服センスでもないんですよね。
時代を感じさせない幾何学模様を組み合わせていて、「モダンな和風柄」と言えばいいのか?
みさきの私服(巫女姿じゃない時)が水色のマドラスチェックみたいな感じでかわいい。
(追記・こちらのnoteで衣装の模様について書かれてて、なるほどー!と思いました)

・いぶきの衣装、というか全体のビジュアルについて。
いぶきはもんぺみたいなパンツスタイル。
山本さんは殺陣の中で中国拳法仕込みのワザを見せるので、ふつうの和服だと裾が乱れてしまう&足さばきがきれいに見えない、というのはよく分かる。
しかしいぶきの髪型はいわゆる日本髪っぽいので、それでもんぺはいてるとどうも違和感が…。
もんぺ…、もんぺはうーん…、とどうにもそこがひっかかってしまい…、時代考証うんぬんではなく、私の好みの問題ですが…。
ポスタービジュアルの山本さんの髪型が好みだったので、あれでいってほしかったなー。

それで下もだぼっとしたシルエットのパンツではなく、スパッツみたいなぴったりした脚のラインが出るタイプで!
上はチュニックやミニワンピースくらいの丈の短い和服で…、と自分好みの衣装を妄想していたら。
それって、「髑髏城」の沙霧じゃないか!?
そうか…、若い女性でスポーティな和装、だと沙霧になりがちなのか…。

・なるしさんよかった!
出てくるたびに「きっちりお芝居をしたうえで、絶対に笑わせてくれるであろう」という安心感がありました。
薔薇サム2の生瀬さんみたい。
半兵衛in銀次の「このもみあげジジイ」というののしり文句がツボだった。

・太一さんが「自分は大汗かいてるのに友貴は涼しい顔してて…」みたいなコメントを出してましたが、その意味がよく分かった。
友貴さんももちろんがっつり殺陣あるのですが、朝吉はポイントポイントで出てくるので、おいしい役どころに見えますね。
ある意味、銀次以上にヤバいキャラ(だと思う)ですが、コミカルな展開にもなるのでそんなに重くならないというか。
終盤、
・半兵衛in銀次と銀次in半兵衛の戦いを見て、「へえ…」って楽しそうにしてるところ
・銀次が元の状態に戻った時には朝吉が殺してくれる、と半兵衛in銀次に言われて、やっぱり楽しそうにしてるところ
が妙に好き。

いったん元に戻った銀次と斬り合った朝吉が、なんか違う…、となって「おまえ、欲が出たな…?」っていうシーンに感じ入りました。
なまった身体(笑)で金も地位も手に入れるためには、と策略を巡らす銀次のやり方は理解できますが、それが本来銀次の持っていた要素をそこなってしまう、という皮肉さ、というかストーリー展開の見事さよ…。
(とは言え、片手間に朝吉をあしらえるくらいなんで技量はぜんぜん落ちてないんでしょうけど。そして「本来銀次の持っていた要素」は物騒きわまりない)

・河野さんは安定のいつものキャラ…。
なるしさんに「日焼け」連呼されてたの笑いました。

・粟根さんはがっつり悪役。
ゆがんだ性格&性癖で友達いないメガネキャラ、という、私がリアルタイムではあまり見てなかった王道な?役どころでした。
(『レッツゴー忍法帖』の秋葉弾正もそんな感じ?でもあれはちょっとかわいげあるというか…)

・聖子さん、最近「ラスボス悪女」「悪までいかずとも面倒な相手」みたいな役が続いてたので、違う感じの役どころが見れて嬉しい!
中年期の元カレと元カノのやりとり、とか、母娘のやりとり、とかいろいろ見れて楽しかったです。
入れ替わり直後、弁天が「まあ、若くなった分には…」みたいなこと言って太一さん(半兵衛in銀次)にしなだれかかるのが、おかしいやら色っぽいやら。

・右近さん&カナコさんいいキャラでした。
右近さんに対して(今回は裏切るのか…?)とちょっとどきどきしてしまったのは秘密。
カナコさんの髪型が大正モダンガールみたいで素敵。相変わらずべっぴんだ~。

・ますます「剣豪」感の増している川原さん…。貫禄がすごい…。
あいかわらず殺陣はかっこよいんですけど、も、もうちょっとボリュームダウンしていると、うれしいな、とか…。
ああいうキャラクター、時代劇にいますよね。
悪役側の用心棒みたいな立場で、「先生、お願いします!」とか言われて出てくるような。

・冒頭すぐにインディさん&礒野さんが殺されてしまい、(こんな幕開けから死んじゃったー!?)と思ってたら、後でちゃんと出てきました。
よかった。
というか後からの方がメインの役だった。
その冒頭の礒野さんが「女をメロメロにさせて貢がせて売り飛ばす、顔に自信のある色男」の役、というのはギャグ(笑うところ)なんでしょうか。

・「飛騨の渡り大工」という設定も、いろいろとバックグラウンドがあるんでしょうね…。

・幕間の時、舞台上に出てる「つづく」の文字や、みさきの歌で「一白水星、二黒土星…」と九星気学の歌詞の時、舞台脇に歌詞が投影されるのですが、そのフォントが「キルラキル」っぽかった。

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