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神奈7月号

お久しぶりです。梅雨と夏の狭間で天候が不順な日々が続いております。全国的に連日悪天候で、大雨や雷の激しい音が鳴り響いています。かと思えば急に晴れて強烈な日差しが降り注ぐものですからこの時期の天気は分からないものです。本格的な夏が到来したら何をしようか考えてみても、このパンデミック下では夏らしい行楽を楽しむことなど難しいという結論に至って悪天候がますます憂鬱になるといった具合ではないでしょうか。

さて、今月号の神奈は「新しい/古い」というテーマを選びました。季節などは関係なく、ただ書きやすいのではないかなと考えてこちらにいたしました。幸いにも四作品集まりましたのでいつもより少し読み応えのある内容になっているかと思われます。どうぞ存分に今月号の「神奈」をお楽しみください。(編集担当:文野)

執筆陣

三津凛:「時代への眩暈」

作者コメント:エッセイです。高野悦子「二十歳の原点」という本をTwitter経由で知り、読んでみました。改めて青春とその時代について考えてみました。

文野麗:「了解のまなざし」

作者コメント:先日ヘミングウェイ『老人と海』高見浩訳新潮文庫を購入し、今年も無事「新潮文庫の100冊」のしおりを入手することができました。四種類の中から赤い色のしおりを選びました。嬉しかったです。しおりをコンプリートしたいですが、金欠病は治りますでしょうか……。

桜々中雪生:「残像」

作者コメント:何も考えていなかったのですが季節が真逆のものを書いてしまいました。これから暑さが増してくることですし、涼を取るおともになるのではないでしょうか。

春風月葉:「色褪せた宝石箱」

作者コメント:なし


画像はphotoAC様よりhiro71様からお借りしました。

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