神奈6月号
雨が降ったり気まぐれに晴れたり、肌寒かったり暑かったり、不安定な空模様の季節となりました。読者の皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか? お久しぶりです。神奈です。
5月の頭くらいから雨が多く梅雨のような天気でしたが、梅雨入りしたのは最近のようですね。桜の開花予想や梅雨入り梅雨明け宣言などの天気にまつわるニュースは平和で安心します。日本中で季節のことを気にかけられるくらい平穏な世の中ならよいのですが。
さて、今月号の神奈は「待つ」というテーマにしてみました。いつも通りテーマに沿っていなくても構わないというルールです。待つのはときに苦しいものです。果報は寝て待てという言葉がありますが、なかなか寝て待てないのが人間というもの。まだかまだかと時計を見たり、無駄に歩き回ったり、他のことが考えられなくなってしまったりするでしょう。楽しい場合もあります。よいことを待ちきれなくて、気もそぞろに過ごすのも幸福のうちかもしれません。どんな作品が上がっているでしょうか。
画像はphotoAC様よりRosh164様よりお借りしました。
今月もご愛読ありがとうございます。これからも文学サークル「神奈」をよろしくお願いいたします。(編集:文野)
執筆陣
桜々中雪生
タイトル:「焼野にて」
作者コメント:今回は「待つ」がテーマです。安直ですが、「待つ」といわれるとやはりあみん「待つわ」が思い出されます。今回の構想を練るに当たって、テーマを思い出す度に「待つわ」が脳内でヘビーローテーションされていたのは、今回神奈に寄稿するに当たってのちょっとしたエピソードになりました。
文野麗
タイトル:「深夜の格闘」「梅雨明けが待たれる」
作者コメント:この頃jazz曲をよく聴きます。Benny Goodmanがお気に入りです。jazzナンバーは後から聴いたバージョンがよりアレンジされたように聴こえます。これはよくあることなんでしょうか? それが気になります。