私の趣味


今日は私の趣味を一つ紹介しようかなと思います。

それは映画鑑賞です。
心穏やかな時、心荒れている時、いつの時も映画は私に彩りを与えてくれます。
皆さんにもありますか?


幼い頃から読書、映画鑑賞、絵を描く、詩を書く、日記を書くが大好きでした。図書カードがもらえることの喜びは計り知れません。
あの頃の私は、きっとスタバカード(あの頃スタバカードなんてなかったけど)よりも図書カードだったし、今でもスタバカードより図書カードの方が数100倍嬉しいです。

近所の明林堂(書店)へ、暇があれば行って、あらゆる本を読んで、あの書店ならではの紙とインクの香りを楽しみ、たくさんの活字と触れ合うことが楽しみでした。
ある程度大きくなると、VHSからDVDをレンタルして家でひたすら夜な夜な観る。
どんなものを観たかなんて思い出せないけど、あらゆるジャンルの映画を鑑賞しました。

映画は私を大人にもしてくれるし、子供にもしてくれる。
映画で学んだ言葉を学校で使ってみる。
「滑稽」この言葉を覚えた時は、何もかもが滑稽だと私は映画のワンシーンの主人公のように頭の中で何度も呟きました。
滑稽と呟く私が一番滑稽な姿だったなあと今では思います。


今年に入って何本観たんだろう、記録してあるだけで45本でした。少なめです。
その中からベストを選ぶなんてできないくらいどれも大好きな作品です。

ちなみに、最近でいうとクリストファーノーラン監督の作品を何本か立て続けに観ましたが、彼はなぜあんなにも時間を描いているのでしょうね。

気がつけば以外にもノーランの作品で好きなもが多い気がします。
なぜ好きなのかなと考えても、思い当たるのは「時間」しかないなと。
ノーランは時間のことをどう捉えているのだろうかと思い、便利なグーグルで調べてみました。
そこには「時間は日常」と書かれていました。
確かに、日常だ。あまりにも日常すぎて忘れていたけど、仕事も遊びもなんでも時間で決めているなあと。そんな日常に当たり前にある時間を、使ってこんなに面白いことを考えちゃうんだなあと感じました。

TENETなんて全くもって意味わからなかったけど、面白くて何度も観ました。何度観ても結局どこがどうなったのかわからなかったんですけどね。


映画を好きな方とお話ししている時に、ノーランの話をしていて
「ジブリの鈴木敏夫が、どあるインタビューで『子供が相手だろうが、映画の全てを理解させる必要なんてないんです。ちょっとわからなくたっていいんです』と言っていて余白がすごい大事なんだなと思って」と言われました。

確かに、何事もわかりすぎてしまうよりも、少し謎めいている方が気になりますよね。
何事においても余白があるからいいんでしょうね。

私は書道をしていたのですが、書道もやはり余白が大切なのです。
あの真っ白な紙の上に目一杯に書くのではなく、余白が大切なんですよね。あの白い余白の部分があるから黒が際立つのですよね。
決められた枠の中でどれだけ自分を表現できるのか。とっても面白い話ができました。


映画ひとつでこんなにも深いお話しができちゃうのが映画のいいところですよね。
お休みの日、家にこもって映画を立て続けに観ちゃう日々から学ぶこともたくさんあります。

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