大壹神楽闇夜 2章 卑 3賈具矢羅乃姫(かぐやらのひ) 17
王后が国を出立して十日が過ぎようとした頃。正妻は見事な肉の塊となっていた。眞奈瑛と樹莉奈は毎日ルンルンでやっていたのでツイツイやりすぎてしまったのだ。本来ならもう少し時間を掛けて肉の塊にするのだが、既に正妻の首から下の皮は全て剥がされ、四股は綺麗に無くなっていた。二人が首から上の皮を剥がさなかったのは其れが誰かを分からせる為である。
だから、其れからの毎日は死なない様に薬草を塗りたくるだけの日々が続いたのだが、王后が到着する三日前には残しておいた耳を引きちぎり、目をくり抜き