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【授業:嵯峨美術大学(後期授業)】“顔料箔”を使って作品をつくろう
前回の12月4日(水)に引き続き、12月18日(水)に嵯峨美術大学で授業を行いました。
前回の授業の様子はこちらからご覧いただけます。
前回の転写体験を踏まえ事前に学生の皆さんにイラストのデータを制作してもらい、今回の授業で箔の転写を行い作品を完成させます。
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印象がガラリと変わります。
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黒い用紙に印刷をして箔転写をすると、“顔料箔”の色がより鮮やかに見えます。
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そして、早く作品が仕上がった学生さんには、“ペン転写”を紹介しました。
ペン転写とは、ペンのインクを接着剤代わりとして転写をする方法です。こちらもトナー転写と同様にラミネーターを使用して熱と圧力をかけて転写をします。
使用したのは、サクラクレパスの「デコレーゼ」という水性のペンです。
個人で箔表現を楽しんでいるnijiiro_nijiiro様から、このペンを教えていただきました。
ペンを使用した転写方法は、こちらの投稿からご覧いただけます。
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トナー転写した後に、ペン転写で箔を上からさらに重ねて転写をしました。
ペン転写はインクに厚みが出るので、トナー転写とはまた違ったディテールを楽しむことができました。
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最後は全員の作品を並べて、それぞれの作品を鑑賞しました。
つくったデザインを元に実験をしつつ、顔料箔の素材としての魅力や使い方を学ぶ時間となりました。
学生の皆さんからは、
「ランダムに色を配置した時に、化学反応のように予想外の組み合わせでも綺麗な色合いになるのが印象的だった。」
「アナログ環境でクリッピングマスクをしているような感覚で、不思議で楽しかった。ラメ表現が綺麗で剥がす度ワクワクした。」
「箔をペリっと取って色が付いてるのを見たときが一番感動の瞬間だった。売り物かと思うくらい綺麗に、想像以上にしっかり色が現れていた。」
といった、嬉しい感想をいただきました。
普段イラストレーションを学んでいる学生さんならではの視点の感想だと感じました。
「“顔料箔”をつかって、どのような表現をしてみたいですか?」という質問に対しては、
「画集などの表紙の装飾に使いたい」
「デジタル作品に一部箔を取り入れて、光沢感が部分的に光る表現をしてみたい」
「大きな絵に挑戦して使いたい」
「幻想的で夢の中にいるような、不思議の国のアリスのような世界観の表現をしてみたい」
との意見をいただきました。
今後の皆さんの作品に“顔料箔”が登場する日を楽しみにしております!
ご担当の池上先生、そして、嵯峨美術大学デザイン学科イラストレーション領域の学生の皆さん、本当にありがとうございました。
“顔料箔”の魅力がより多くの人々に届くよう、これからも尽力していきます!
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