アニメーターの質
京都時代に比べて、僕のコンテの質はますます下がっていると思う。
いや、下げるしかないのだ。
『薄暮』も、コンテのクオリティーとしてはもうギリギリまで下げた。
だって、描けるアニメーターがいないのだから。
描けるアニメーターが寄ってこない、と言った方が正解か。これは自業自得なのかも知れないが(笑)。
まだ若手で描けない方がいい、教えれば段々描けるようになってくる。
面倒なのは、というかもう懲り懲りなのは、ベテランだ。
彼らはさぞ自分が描ける!と自信満々で打ち合わせに臨んでくるが、出てくるのはただの手抜きの落書きだ。
良くもまぁ恥知らずにこんなものを……と思ってしまう。
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