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R6年度東日本学校吹奏楽大会で金賞を受賞!
岩手県立一関第一高等学校の吹奏楽研究部は、令和6年10月13日(日)、水戸市民会館で開催された第24回東日本学校吹奏楽大会の高等学校部門に出場し、片岡寛晶作曲「生命のアマナ~ウィンド・アンサンブルのために~」を演奏し、金賞を受賞いたしました。
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東日本学校吹奏楽大会とは、小学校の吹奏楽団と中学・高校の小編成吹奏楽部のために平成13年から実施されている大会です。それ以前は、小学校と中・高の小編成(30人以下)吹奏楽部は、東北などの支部大会が最上位の大会でした。しかし、小編成にも更なる上位大会が欲しいとの熱意から、北海道・東北・北関東・南関東・東京・北陸の6支部が共同で実施するようになり、今年で24回目の開催を迎え、「小編成の全国大会」とも呼ばれています。
今年は茨城県水戸市での開催ということで、前日と当日の午前中は日立市の施設をお借りしてのリハーサルを行いました。前日のリハには、作曲者の片岡先生も顔を出してくださり、貴重なご助言と熱い激励をいただきました。
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本番では、「不思議なほど緊張の様子がなく」(指揮者・談)これまで積み上げてきた練習の成果を発揮することができました。審査員の先生方からは、「広がりのあるサウンド 魅力的です」「積極的に表現できているのがとても良い」「ダイナミックかつシャープな切れ味の素晴らしい演奏でした」などのお褒めをいただき、結果は自分たちでも予想していなかった「金賞」。これは岩手県から東日本大会に参加した高校初の快挙である、とのことでした。
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この素晴らしいゴールに着くまで、大変多くの方々の支え、援助がありました。練習の際の大きな音にたえてくださった他の生徒の皆さんや先生方、今まで吹研の歴史を作ってきたOBOGの皆さんや歴代の顧問の先生方、さまざまなリクエストに親切に対応してくださったバスやトラックの運転手さんたち、楽器屋さん。
今回はこの3月に卒業した先輩が、大学の友人を引き連れ、楽器運搬の補助員をして下るといううれしいサプライズもありました。(写真を撮っている余裕はありませんでした。ありがとう、C君。)
また、校長先生(吹研OB)の同級生であるNさんが、わざわざ東京から駆けつけ、お祝いまで頂戴しました。本当に有難いことです。
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大会が終わって、指揮者であり顧問の藤原先生は、「今まで何度か東北大会に出場したけれども、そこで東日本への扉を開くことはできなかった。ここ(東日本大会)まで連れてきてもらっただけで本当に素晴らしいことなのに、まして金賞だなんて。みんなの頑張りは本当に素晴らしかった」と生徒たちの努力を称えました。
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吹奏楽研究部の長い歴史において、コンクールの成果という意味では今回最高の結果を残しました。
(ちなみに、遠征の遠さという意味では、昭和61年の全国高総文祭(大阪)、昭和55年の全国高総文祭(金沢)に次いで3番目の遠さでした)
この記事をご覧のOBOGの皆様におかれましては、今後とも後輩たちの活動を応援くださいますようてお願い申し上げますと共に、OB会活動にもさらなるご協力を賜りますよう重ねてお願い申しあげます。