見出し画像

何にもしたくないときに読む本。『ござる訓の「生きる」を助ける言葉』

なんとなく疲れてしまって、映画も嫌、音楽も嫌、誰とも会いたくないし、とにかく何にもしたくない!
となるときはありませんか?

そんなときは、本を開いてみても、まったくページに集中できなかったりしますよね。
とはいえ、スマホをずっとスクロールし続けていても、気分が荒んでいくばかりです。
そんなしんどいときに、軽い気持ちで手に取れる本をご紹介します。

もう表紙から、のんびりしたゆるさが伝わってきますね。
そのゆるさにややミスマッチな、タイトルの「「生きる」を助ける言葉」とは、どのようなものでしょうか。
目次をご紹介します。

疲れているときこそ、ちょっと目を通したくなる言葉が並んでいると思いませんか。

とはいえ、

文字がぎっしりは嫌だなあ。

とか、

メソッド紹介なんてされてもやる気が出ない。

などと考えてしまう人もいることでしょう。
そのご心配も大丈夫です。
実際のページをご覧ください。

一項目はたったの4ページ。
その中に難しい言葉はいっさい書いてありません。

まるで大人向けの絵本のようで、背筋を伸ばして向き合わなくても読める、優しい文が並んでいます。
それでいて、「確かに」「言われてみればそうかも」と思えるような、重みのある言葉が、そっとしのばされています。
それはきっと、疲れているときのあなたが欲しい言葉なのではないでしょうか。

この本の中であなたに寄り添ってくれるござる訓は表情豊かで、ページの最初はいつも、落ち込んだり不安になったり。
けれどページの最後には必ず、笑顔を見せたり覚悟を決めたりしています。
優しい雰囲気のござる訓。

その明るい表情やキリっとした顔に、こちらの気分も自然と引き上げられて、たった4ページを読むだけでも、少し気分がよくなるのではないでしょうか。
本全体のカラーも、パステル調のブルーやピンクが使われていて、気持ちが明るくなりますね。

疲れきって何もしたくないときは、目次を開いてみてください。
きっと「ここだけ読もうかな」というページが見つかるはずです。
そのページまでたどり着ければ、ござる訓があなたと一緒に落ち込んだり不安になったりしています。

ゆっくり文字を追うのでも、イラストだけを眺めるのでも構いません。
ページをめくると、明るい表情をしたござる訓が待っていて、あなたの気分も少し上向かせてくれるはずです。

(文=安岐はづき)


いいなと思ったら応援しよう!