誇らしい気持ち
我が子が、学校での発表が、うまくできたようだ。
自分の好きなものを発表するのだったみたいなのだけど、
それはちょっとした工作で、作り方と作品を紹介したらしい。
それがクラスの子達に好評だったらしく、うれしそうにしていた。
母は、その工作に初めて取り組んだ日から全部知っている。
最初はうまくできなくて、くやしくてくやしくて、一度全部壊してしまった。
しばらく挑戦しなかったので、「あきらめちゃったのかな?」と思っていたのだけど、しばらくしたらもう一度挑戦して、見事に作品を完成させたのだった。
大事な宝物。
それが、他の子たちにも興味を持たれ認められた。
やはりこのくらいの年の子ども(小3)は、「ほかの子に認められる」ような経験は必要なんだろうなあ、と思った。
もちろん、最初に自分で作ったあの日も、相当に誇らしい気持ちになったのだろうなとは思った。「自分はできる」と。
だってその後、続けざまに「何かお手伝いすることない?」と言ってきたから。「自己効力感」みたいなものが大きくなったのかもしれない。
そしてその誇らしく思っていたことが、今度は他者に認められた。
相当うれしかっただろうな。
だけど母としては、それを殊更に「これからもお友達に認められるように頑張ろう」とはしないつもりだ。
あまりにも他者評価ばかり気にするようになるのは困るからだ。
「ウケがいい」ことに気を取られて、自分のやりたいことを置いてきぼりにしないようにして欲しいから。
私は今、自分でも「追い続けたいもの」を見つけたいと思ってやっている。
我が子も、是非たくさんの「追い続けたいもの」をたくさん見つけて、一緒に楽しく暮らしていけたらな、と思う。
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