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あなたは、山を開拓したことありますか?

沖縄のとある高台の傾斜地に
鬱蒼と生茂る林がある。

そこにあるモノだけで家を作るワークショップに今日から参加した。

主催の龍ちゃんは、林を指さし、

「あそこを開拓して家を建てます!」

と簡単に言った。

「あそこってどのあたり?」

「あそこらへんですよ。」

わかりやすい説明‥

うん。ありがとう‥

氣を取り直して、
これから2週間の流れを聞く。

まずあのあたり(くどいようですがここらへんと言うだけ)を開拓する。

そして、そこにワークショップに参加する10人分のテントを張れるようにする。

と、同時にシャワーを浴びられるようにする。

というのが、初日の工程。

このようなワークショップを世界中で開催する実績のある
実質的なリーダー銀ちゃんでも、多分一番ハードルの高いワークショップではないか?というのだから、笑うしかない。

日本で行われるワークショップは、
大体最低でも、シャワーとトイレはあるところからのスタートをするらしいけれど
今回は山を開拓するところからやるのだから‥
 
笑える。

笑いしかでない!

最高じゃない?
人生のうちどれだけ【山を開拓する】ことがある?

ワクワクしかない。

とはいえ、メンバーの構成といえば
朝から集まったのは‥

女性が私入れて3人(女性スタッフ1名)。
男性は4人(男性スタッフは3人・応援1人)
子供ちゃん3人

このメンバーでスタートした。

まずは山の開拓チームと、シャワールーム作りチームに分かれた。

私と主人は開催チーム。他男性2人と子供ちゃん(小学生2人)、

道?とは到底言えないような『誰かが通ったあと』のような道を分け入っていく。

沖縄の山中にはハブもいるかも?的なことを言われたり、
手榴弾がでふかも?みたいなことも言われたり‥。

虫除けスプレーを振りまくり、
わしゃわしゃと入っていく。

こんな状態のところに、テント10張分くらいの平地を作る。

チェーンソー。
草刈機‥。

私は鎌でツルを切っていく。

切る植物たちに

『ありがとね。ごめんね。』と話しかけながら‥

 
そして、テントを張れるようになるまでにはこうなりました。

そして、意気揚々とテントを張ったのですが‥。
 
このあたりから限界点に達してきた。

蒸し暑さと
ドボドボの汗でTシャツが張り付き
かるーい目眩もしてきたので
今日の作業は『やんぺ』と決めた。

頑張らない

このワークショップの鉄則、

頑張らない理由‥

それは頑張りすぎたら、嫌になって、
あしたやりたくなくなるから。
 
リーダーの銀ちゃんは言った言葉だ。
 
おかげさまで
素直にその言葉に従い‥。

私は16時すぎには本日の作業終了氣分になる。


まだ余裕があるころの私。
 
 
日暮れにはシャワールームも完成。
 
あしたは朝7時〜12時までの作業予定。


一番ハードな日は終わった‥

テントで、さあ!寝るぞ!と
クタクタになった足を伸ばして寝ようとしても、蒸し暑さで眠れない。

まじか‥。

 
しかし、いまはいい風が入ってきた。

これでゆっくり?眠れるのかな?

とはいえ、沖縄の山の中で
テントの中とはいえ眠るって
まあまあ根性いるねえ。

テントの中にムイムイが入らないことを祈りながら
ちょっとビクビクしている深夜23時。

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