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ジャングルの中を歩いて思ったこと

今日は最初に露天風呂を造るための穴掘り作業にかかった。

その後‥
ジャングルの中を入っていき(道などありはしない)ガジュマルの木の樹液を採取できるかどうかのチャレンジをした。

龍一さんの後ろについていき、ジャングルの中に分け入って行った。

最初は良かった。

最初は。

しかし、あるところから全く持って後悔した。

ない。道がない。

支えてもらえる木も見つからない。

ツルもない。

足場は滑る。

ちなみにこの辺りはかなりの粘土質な土で、
雨が降ったあと歩くと靴の裏に軽く1センチの土がこべりつき、3センチ厚の水分をたっぷり含んだ重りがついた草履を履いているようになってしまう。

しかも、昨夜はやたらと夕方も夜も雨が降った。

今朝はい感じで晴れてはいるけれど、昨夜の雨のために、土はツルツルした状態になっている。

90度の斜面(垂直の面は斜面と言わないのか?)を登っていくのだけれど、私の短い足のリーチではどこにも掛ける足場がない。

笹のような、小枝がパチパチと頬に当たる。

服の上からヤブ蚊がどんどん私を刺しているのもわかる。

顔の周りな常時2〜3匹の蚊がへばりついている。

もう後には戻れない。

前に進むしかない。

そう思って、何とか分け入った。

その時に感じたのは「見た目もへったくれもない」ということ。

濡れないように、汚れないように、傷つかないように。。。


そんな思いはどっかに飛んで行って、
ひたすら龍一さんの後を追いかける。

そして出てくるのは

「足手まといになっているのなじゃい?」

「好奇心だけでやっていいことと悪いことあるんじゃない?」

「こんなところに入って何の意味があるのあ?」

「そもそも、私どうしてここにいる?」

そんな考え。

龍一さんと、絵本の村スタッフのAちゃんは、先にたどり着いてた1本のガジュマルの木に私もたどり着いた。 

ガジュマルに挨拶をして、樹液を採取しようと龍一さんが幹に切り目を入れる。


うーーん。ほとんど取れない。

ゴムの木の樹液をイメージしていただけに、びっくりするくらい樹液が出ない。

何とか、数滴の樹液をコップに入れて戻ることになった。


来た道を戻るのか。

てか、戻るしかない。

小さいとはいえ谷に滑り落ち、ツルに絡まり、五十肩の腕の痛みや、足底筋膜炎の痛みなんてどこにもなかった。

人間の身体は不思議。

やっと、ハウスにたどり着いたときにすでに11時半過ぎ。

「もう今日の作業は終了!!」

そんな思いになるくらいの人生初のサバイバル経験をした。


クタクタになったけれど、とっても氣分は爽快!!

昼食を終えて帰って来たら‥

大雨の後の虹がまた出た。


目線より下にある虹。


生きているってこんなことなんだなって、
マグワイヤーと笑いながらすごす夕べ。

今日も何だかやりきった感しかない。

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