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「遊び」は、最大で最高の「学び」

親のない子どもや、重い病気を患う子どもたちへの「学び」の機会の提供、「遊び」の支援というのは、実際問題、まだまだ足りていないのだろうけれど、それらの提供・支援を行う活動や団体はさまざまあって、ことに「学び」「教育」となれば

国や自治体、企業なんかが積極的に関与しているケースというのが、比較的多く見られる

そんなふうに、感じている。

一方「遊び」はと言えば、「学び」のソレより極端に少なく感じていて、またこれが「重い障害を持つ子どもへの」ということになれば皆無に近い、そんな「印象」すらある。

そして近年、著しい増加が懸念される

「発達に課題」を抱える子どもたち
登校・登園を拒否し「引きこもって」しまった子どもたち

これらの子どもたちが、どんどん「遊び」から遠ざかってしまっている、いまの日本に、危機感さえ覚えていたりする。

子どもにとって「遊び」こそが、最大で最高の「学び」というコトを、いま一度、声を大にして伝えたい。

「支援」が必要な子どもたちを守るには、「制度」や「ルール」が必要で、専門職などによる大人の介入も、ときとして必要なのは分かる。
けれど「遊び」は、決められた枠の中で大人に「教えてもらう」ものじゃなくて、子どもたち「自身」で、探して、見つけて、発展させて、自分たちの力で「つくり上げていく」もの。

「大人の介入」があるのだとすれば、それらを「助ける」ものに留まるべきだと思う。
世の「オトナ」たちは、もっともっと、子どもたちの「チカラ」を信じてあげてほしい。

この子は遊べない
協調性がない
集団行動ができない

大人が勝手に想い込み、貼り付けた「レッテル」は「環境」次第でいとも簡単に剥がれてしまう。
『かんかくもーる』では、そんな事象が毎日のように起こっている。

「学び」と同じように、子どもたちの「遊び」を支える活動・団体にも、「国」や「自治体」「企業」による関与が積極的になされ、子どもたちの「遊び」を通じた「ゆたかな人間形成」が叶う、そんな未来を願いたい。

そして私自身は、これからも、個人の活動と法人の事業を通じて「場」と「環境」「かかわり合い」の重要性を訴え、同じ方向を目指す「ひと」や「組織」とともに、誰もが「個」として認められ、尊重されて、生きる「よろこび」を感じることのできる地域社会の実現を、「民間」という立場から目指していきたい。

そう、思っている。

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