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三日月鬼雷舞~第二章~(松山一族物語)



村の衆が弔ったのだろう。
しかし自分達の墓所とは隔てるように、
こんな人里離れた山の中にぽつりと埋められているとは。
まるであの忌まわしい出来事の記憶と共に、
善吉達の存在まで忘れようとしているかのように。
「自分達だって必死で生きているんだ」
家族を皆殺しにされた少年に
誰一人として救いの手を差し伸べようとしなかった。
そんな自分達を正当化するための、
せめてもの自己弁護行動であったとは想像に難くない。

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ナニハトモアレ世知辛い時代でございましてねぇ。拙者の思想妄想幻想世界の具現化にも先立つモノをお許しください。ここで頂きましたサポートは全て当一座の舞台への糧となります。「オダイハミテノオカエリニ」ササ、オキモチテイドデモ、ドウゾドウゾ