事勿れ主義者・差別主義者の正体

>改正の背景には、別の死刑囚が「鉛筆削りの刃を分離して、自傷行為におよんだ」という出来事があると考えられる

 これが事実だとしても、自傷した死刑囚とは別の死刑囚に鉛筆削りを使わせない理由、ましてや色鉛筆を禁止にする理由にならない。特殊な一部事例を全部に拡大解釈し対処するのは全体主義・差別主義の特徴だ。
 そもそも刑務官が貸与した鉛筆削りをその都度チェックすれば済む話。チェックを怠ったからこそ自傷行為も起きたのであって、要するに職務怠慢である。

 己の怠慢のツケを他人に転嫁する。
 それが事勿れ主義者・差別主義者・全体主義者の正体。
 問題は「部下の職務怠慢の言い訳を看破できず、ルール変更・規制強化で対応してしまう上司の無能ぶり」にもある。

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