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アチャラ地方の民俗博物館「Borjgalo」について

本日1/6は日本では仕事初めの方が多かったと思います。自分は1/2に日本語教師としての仕事初めはしていたのですが、詰まっているわけではないので年末からスケジュール的にはリラックスした生活を送っています。とはいえ今後どこで何をするかで考え続けていて答えは出ていないので精神的には休まらない日々です。2025年は挑戦の1年になりそうです。毎年そう思っている気もしますが、まあそれはおいといて。

唐突ですがアチャラ地方の民俗博物館をご紹介したいと思います。ずっと見学したいと思っていて昨年12/23にようやく訪問することができました。昨年の話題をなぜ今書くかというと、単純に最近のネタに尽きたからなのですがまあそれはおいといて。

ずっと訪問したいと思っていたのは、アチャラ地方の文化や農業、工業の歴史についての博物館だからです。ジョージアは多様性に富んだ国で各地方で生活様式や文化が微妙に、または大幅に異なってきます。その特色を理解するための手段の一つが博物館に行くことだと思うので是非訪問したいと思っていました。バトゥミの中心からタクシーで15分ほどで行くことができます。

博物館名の「Borjgalo ボルジュガロ」はジョージアの古い太陽のシンボルです。

展示品の全ては、設立者のケマルさんが手作りで作ったもので、ものすごく味があって見ていてとても楽しかったです。お土産に木彫りのボルジュガロがあったのですが、購入するとケマルさんがサインを彫り込んでくれました。

味のある展示の写真を載せようかと思ったのですが、勿体ないので止めておきます。ジョージアに来られる方で例えばバトゥミに滞在し、アチャラ地方の文化や習俗に興味のある方は是非訪問されることをオススメします。

アチャラ地方はオスマン帝国に支配されていた時代にワイン文化が衰退してしまったのですが、ちゃんとワイン文化の展示コーナーがあって安心しました。現在アチャラのワイン文化の復興の動きは目覚ましいし、そもそも自分はこの地方のマラニに住んでいるくらいなのであって当然だと思うのですが、それでも何だかホッとしました。

博物館で一通り見学した後は、地方の中の各地域、山村などを見て回りたいと思いますが、時間や交通の問題があり中々難しいです。ジョージアに5年以上住んでいますが、まだまだ知らないことがあるし、行ったことのない場所がたくさんあります。興味の尽きない国に住むことができて嬉しいし、この国に対する好奇心は増す一方なのですが、僕は一度今後の身の振り方を決める必要があるのでそこも中々難しいところです。

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酒見莞爾 Kanji Sakemi
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