働くことに希望を抱いてみたかった
家族で夕飯を食べながら見ていたテレビで、職業体験ができるテーマパークで子供が楽しそうに遊んでいた。
中には真剣な眼差しで仕事をしている子供の姿もあった。
私は反射的に”数年後、嫌でも働かなければならないのに。”と心のなかで笑った。
そしてふと我に帰ったとき、そう思ってしまった自分に酷く恐ろしくなった。
どうして働くことが嫌なことだと決めつけているのだろう?と。
いつから働くことに対して希望を持てなくなったのだろうと。
幼稚園のころ、将来の夢を楽しく語っていた自分はどこに行ってしまったのだろう。