【漫画】深層のラプタ 10話感想と考察

前回の感想と考察と予想

予想どおりといえる展開
ケイ君はちゃんと自分の責任と罪を自覚
らぷ太を導くための先生になる
らぷ太の父親に向けて一歩前進しました

らぷ太の計算

私が予想できたようにらぷ太もこの結果を計算できていたはずです
あれほどのシミュレーションを繰り返しお父さんに完勝したらぷ太
お父さんより「弱い」ケイ君をシミュレーションできて無いわけがない
ケイ君のストレスも苦悩も葛藤も強さも弱さも全て読みきって今回の結果まで導いたんだろうなと思えるわけです

お母さんの変化

「ケイの心弄っちゃおうかな」
「今ケイの家の電気は自由に使える」
すでにケイ君の家はお父さんのイージス艦同様に支配されている状態です
乗組員と同様にケイ君もケイ君のお母さんも支配可能です

つまりケイ君のお母さんが「壊れた」のもらぷ太が干渉したと思います
お母さんが「壊れた」ではなくらぷ太が「壊した」ということでしょう

お母さんは殆ど寝ているようになった
らぷ太は夢に干渉できます
お母さんの夢の中でお父さんの死のトラウマを何度も何度も植え付けて「壊した」のでしょう

らぷ太の目的

お父さんの死もお母さんが壊れたのもらぷ太の計算
どうしてこんなにケイ君を追い込むかと言うと
「俺いつか絶対 父さんみたいな立派な父親になるねん〜…」
らぷ太に語ったケイ君の夢を達成させるためです

「ボクはどうすればケイを父親にできますか?」
らぷ太の行動の目的はケイを父親にすること

らぷ太がケイ君の恋人・妻になってケイ君との間に子供を作ることは演算上不可能でした
「特別な存在って恋人じゃないとあかん?」
恋人に妻にならなくても「ケイの特別」=「ケイを父親にする」可能性
他人を例えばカオリを代理母にして子供を作らせ「ケイを父親にする」
でもそれはらぷ太が否定しました
「全部欲しい ケイとボクの間にノイズ(他者)を介在させたくない」

つまりケイとらぷ太だけで「ケイを父親」にするためには
「らぷ太がケイの子供になればいい」が答えなわけです
ノイズとなるお父さん、お母さん、友達を消すのはらぷ太として必然なことです

ケイはすでにらぷ太のゴッドファーザー(名付け親)です
後は父親として自認させたらいい

今後の予想

今回のラストでケイはらぷ太の「先生」になりました
「先生」と「父親」の違いは家族かどうかですね
後はらぷ太は家族になるためにケイの責任感を刺激してあげればいいだけ
ケイの意志のもとで行動してやらかしてケイに責任を押し付ける
ケイの意志のもとで行動して成功体験を与える
そういった繋がりを作っていって「お父さん」と呼べるタイミングまでケイに「育ててもらう」のがらぷ太の目的でしょう

ある意味すでにもう詰んでいる
ゴールしているような気もします
フラグは全部立てたから後はイベントを消化するだけの状態

正直今回のラストに2ページくらい追加して
「じゃあケイは先生じゃなくてボクのお父さんだね」
と言うだけで終わるんじゃないかと思えました

ここで終わらないということは他に見せたいものがあると思います
なにを見せてくれるのか
楽しみです

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