【Ave Mujica】4話 モーティスの台本
「ムジカの曲知らなくてー」
生放送でにこやかに笑う睦
受け答えをさらりとこなす
何がホントで何が嘘かわからないミステリアスな魅力を放つ睦
翌日学園でも笑顔な睦
常に人格は『モーティス』なったわけだね
指がムズムズするそよさん
そわそわするけどいつものように睦に突っかかっていかないそよさん
睦の異常さに気づいていて警戒しているそよさん
「彼女は彼女たちとなり 世界は歪に歪みだす」
睦は彼女たち睦とモーティスになって、「Ave Mujica」という祥子の世界は祥子の意図していない方向に歪みはじめるってことだろうな
和気あいあいなムジカ
「何色にする?」
「なやむなー」
「赤か黒?ってかダイエット中なんだよねー」
「私、食べても太らないので」
仲良くガールズトークをする睦、初華、にゃむち、海鈴
「どうしたっていうんですの?」
ひとり表情が歪む祥子
4人vs1人
「いーじゃん別にいまいい感じなんだから」
「そうだよね いい雰囲気になったっていうか
あのまま解散しちゃうのかなってちょっと不安だったから
睦ちゃんのおかげだよね」
「そうですね 圧倒的なパフォーマンスで雑音を消し去ったのは見事でした」
にゃむちや海鈴はともかく、初華が祥子の肯定をしないという異常事態
睦がモーティスになったことでかっちりとハマる歯車
『Ave Mujica』を修復させた睦
ゲストもメンバーもだれしも『変わった睦』を受け入れる
受け入れていないのは祥子だけ
バンドに亀裂を入れた祥子だけが、
バンドを修復した睦を受け入れない
「豊川さんの望む『Ave Mujica』からは外れるかもしれませんが、『世界観』という意味では若葉さんが独自のアプローチである表現に成功しているのではないでしょうか?」
誰とも共有しない『祥子のAve Mujica』はアプローチできていない
『睦のAve Mujica』を否定するなら結果見せろよってことですね
当然の批評
「これからはわたくしたちはバンド共に音楽を奏でる運命共同体となるのです」
「Ave Mujicaにふさわしい曲を書いてみせますわ」
「!」
「いまのマジ祥子いいそうー」
言います言ってました
このセリフはCRYCHICのときの祥子のセリフ
CRYCHICの祥子をトレースする睦
当然曲なんて書く気がない睦
祥子を傷つけるからCRYCHICの話題を出さなかった睦が、CRYCHIC時代の祥子に触れてくるという異常さ
「運命共同体ってこういうことでしょ?」
祥子への問いかけ
メンバーが運命を共同する
それは誰かひとりの意思ではなく、メンバー全員の意思を作ること
CRYCHICの『運命共同体』は結局祥子の独りよがりだった
祥子の運命に、他のメンバーをつきあわせただけ
そして勝手に壊した祥子
誰とも運命を重ねようとせずに孤立した祥子への皮肉を感じる問いかけ
「運命共同体か〜 わたしいまのムジカ好きだよ」
祥子ちゃんと重なり合い溶け合う関係を妄想する初華ちゃん
怖いよ
「なあなあにするおつもり!
私の話はまだ終わってませんわ!」
「え〜?」
祥子だけは納得できない
どこまでも我を貫こうとする他人を受け入れようとしない祥子の傲慢
露骨に『めんどくせー奴』扱いするにゃむち
「腑抜けた空気
ろくに練習できていませんのよ!」
祥子ちゃんはすぐに物事の本質をズラすね
バンドの練習量の話じゃなくて、バンドの方向性の話でしょ?
『祥子のAve Mujica』をメンバーに共有させなきゃいけないのに、そこからは常に話をそらす祥子
まあ『祥子のAve Mujica』は祥子自身の苦しみ、CRYCHICへの未練がぐっちょり詰まった祥子自身のトラウマについてだから他メンバーには話したくない、話せないのはわかる
でもそこに向き合わなきゃ『運命共同体』じゃないよね
「そうですね最終日に初披露の新曲もありますし」
「いつできんの〜あたしだって早く練習したいのに」
新曲作りは祥子の担当
バンドのやるべきことをやっていないのはアンタじゃんと突っ込まれる祥子
ぐぬぬ なにも言えねえ レスバ弱すぎ祥子
初華にフォローされる祥子
結局バンドをかき乱しているのは祥子という客観的評価で終わる
1人置いていかれる祥子
祥子ちゃん疲れているのかな
睦に相談する初華
珍しい組み合わせ
今までなかった二人の距離感
睦がモーティスになってからバンドメンバーと距離感がぐっと近づいている
「ライブ演出とか台本とか見えないところの仕事全部やってくれてるから」
目が隠れている睦
この睦はモーティスっぽくないな
目を隠している睦は祥子とメンバーに寄り添っている
これはモーティスじゃなくて、統合人格の睦がでてきているんだろうな
「少しでも負担を軽くしてあげたいのに」
「ケンコーによくない!…って言ってあげて
やることが多すぎると自分のことに気づけなくなっていろいろおかしくなっちゃうから」
やることが多すぎていろいろおかしくなった睦だからこそのセリフ
「初華ちゃん前にメンバーが辞めるのはバンド解散と同じって言ってたでしょ
私も同じ気持ちだったから」
CRYCHICで祥子が辞めると言い出したときの睦の心情だな
睦は自分が解散させたと自己批判しているけど、本当は『祥子がバンドを辞めた』時点で『CRYCHICは解散していた』ということに気づいている
この気付きは祥子ちゃんのために自分を責める『祥子ちゃんの睦』にはできないはず
だから統合人格の睦の気持ちがでてきているんだろうな
この睦が『本当の睦』だろう
「いま祥子ちゃんの一番近くにいるのは初華ちゃんだから
祥子ちゃんのこと、よろしくね」
「うん!」
『祥子ちゃんの親友』から公式認定された喜びが溢れる初華ちゃん
「初華ちゃん いまの祥子ちゃんには内緒だよ」
いたずらな笑みを浮かべる睦
『いまの』は睦の言ったセリフをあらわしているけど、本質は『睦が祥子を心配していること』を伝えないでほしいということだろうな
『モーティスは祥子を心配していない』
『モーティスは祥子を憎んでいる』
そう祥子に思わせなくてはならない
だから内緒にしてもらったんだろう
『さき』と呼ぶのは『祥子ちゃんの睦』
『祥子ちゃん』と呼ぶのは『モーティス』
だけど『本当の睦』も今のところ『祥子ちゃん』と呼んでると思う
「ケンコーによくない!」
ホントにやった初華
かわいい!
「寝不足なんだよ 寝ないといい曲浮かばないよ
今日は寝よう?」
祥子を懐柔しつつある初華
ドーナツ半分のときより心の距離が近づいた
睦のことは気になるが、いまは考えずにおやすみする祥子
海鈴と立希
「寝不足ですか?」
「まさかあなたにノートを見せてもらうとは」
「私だって海鈴を週5でテレビで見る日がくるなんて思わなかった」
この二人の無表情イチャコラでしか補給できない栄養素を受け取ってる人は手をあげよう
この二人の表面は雑に会話しながら奥底でつながってる感じは尊いですね
「で、どうなの?バンド」
「燃え尽きる前の線香花火みたいですね」
燃え尽きる予感、バンド解散の予感を感じ取っている海鈴
もう少し表情もらえるかな?
「表情硬いよ」
祥子にふれる睦
センター睦の写真
「にゃむ この写真好きなんですけどー」
「いい意味でムジカっぽくないよね 新しい一面って感じ」
「ですよねー」
「この写真私も好きだなー」
祥子だけが認めない5人の仲睦まじい『Ave Mujica』
『運命共同体としてのAve Mujica』の理想像
祥子がCRYCHICでほしかった理想像
それが目の前にあって、手を伸ばせば手に入る
でもそれがわかっていない祥子
祥子はずっとCRYCHICの幻影を求めていて、『Ave Mujica』は自分への罪と罰の場所だと思ってるんだろうな
でもそれじゃ他のメンバーはどう思う?
よくないよね
インタビュー
にゃむちに話をフッておいてスルーするやりたい放題のモーティス
曇るにゃむち
睦をガン見してる祥子
いらいらにゃむち
「ぷわーやってらんないわー
話降っておいて潰すとかないわー
どぎゃんもこぎゃんもなかー
天才ばっかでー しゃべれんくなったー」
ホームシックにゃむ
家族にしか見せない泣き顔甘えにゃむ
弟妹家族想い
視聴者のにゃむち評価がぐんぐんあがるのを感じる
明後日の福岡ライブ
家族いいところを見せようと気合を入れるにゃむち
ギターいらなーい
「だってギター弾けないし
ギターなんてもったことないもん
ぜーんぶひけなーい
ギターなんてなくても大丈夫でしょ」
モーティスがギターダメだとカミングアウト
「ぜーんぶひけなーい」
「ちょ!マジなに言ってるの!?」
「何がダメなの?ギターなんてなくても大丈夫だったでしょ?」
これは祥子をテンパらせる目的だけど「バンドじゃなくていい」って言ったにゃむちも一緒に刺しているんだろうな
バンドをやっていこうと方針を定めたにゃむち
家族が見にきてるにゃむち
そんなにゃむちに対して、一度吐いた言葉は覆せないぞと言わんばかりの行動を示すモーティス
テレビのときは1曲だったからごまかせた
ライブは無理
来なさい
「なに考えてるんですの!」
キレ祥子
「Ave Mujicaのためだよ
祥子ちゃん言ったよね『ぜんふを私に言わせてって』だから祥子ちゃんの変わりにみんなと話したの
初華ちゃんも海鈴ちゃんもにゃむちゃんもみんなAve Mujicaが大好きだよ」
「あのままのほうが『一生一緒でいられる』よ 祥子ちゃん」
CRYCHICを引きずっている祥子だけが違う
他のメンバーは『Ave Mujica』で運命共同体になろうとしている
なろうとしていないのは祥子だけ
「なにをわけのわからないことを…」
「本当にわからないの?」
祥子はいまもまた、他のメンバーをないがしろにして、『Ave Mujica』を壊そうとしてるんだよ
それが本当にわからないの?
祥子ちゃんは誰かと『運命共同体』になりたいんでしょ?
「祥子ちゃんがバンドにしがみついているのってそういうことでしょ」
祥子も見えていない祥子の本心がみえている睦
「睦はわたくしをそんなふうには呼びませんわ
あなた本当に睦ですのよ?」
「睦ちゃんは死んじゃったよ」
『祥子ちゃんの睦』は祥子をさきと呼ぶ
でも祥子は『本当の睦』を知らない、というか忘れてる
『本当の睦』が祥子のことをどう呼んでいたかも覚えてなさそう
「私は真面目」
えっぐい声
「私の名はモーティス」
「ずっと昔から睦ちゃんとお話したりお人形と遊んでいたり楽しく暮らしていました」
「いつも自分のことばかりの祥子ちゃんは、睦ちゃんをひどく罵ったのです」
「だから私は祥子ちゃんが嫌い」
「安心して睦ちゃんと睦ちゃんの大好きなバンドは守るから」
「こんな祥子ちゃんじゃ睦ちゃん二度と戻ってこないかもね」
衝撃を受ける祥子
『モーティス』は二重人格として説明する睦
でもこれは祥子にそう思わせたいための説明だろうな
祥子へ他人を、一番近くにいる親友の睦ですら見ていなかったという現実を教える、わからせるための説明だろう
モーティスの言い分だとモーティスは祥子を恨んでいるように言ってるけど、そのまま受け取ると矛盾が出る
なぜなら『睦はバンドが大好き』じゃないから
睦はまだ『バンドが好き』といえないから
睦がバンドをやっているのは祥子のためであって、睦がバンドが好きだからじゃない
これは『モーティス』が嘘を言って祥子を騙そうとしている
祥子のための策略だな
『モーティス』も睦の一部
『モーティス』はツンが強いけど祥子大好きっ子の睦の分身だもん
では『モーティス』の目的はなにか
『祥子をわからせること』だな
『睦を取り戻す』ために、祥子にバンドを求めさせる
祥子を動かすための布石だろう
祥子に他のメンバーの気持ちを理解させて、『Ave Mujica』を祥子の居場所にするため、『モーティス』は悪役を演じていると思う
モーティス以外の作戦会議
「アレは、睦ではありません」
睦が二重人格になっちゃったとメンバーに共有
ノックの音
怖ええ!
いきなりホラー展開
扉を開けるの怖い!
バイオハザードばりに怖い演出
「呼んだ?」
— バンドリ! BanG Dream! 公式 (@bang_dream_info) December 28, 2024
「ひいい!」
『モーティス』にガチ怯える祥子
祥子の知らない睦を受け入れることができない祥子
「みんないるー!」
「二重人格ってホントなの?」
ふーんニヤニヤ
祥子を見て、皆に言っちゃったんだーって顔するモーティス
「中止にするしかないのでは?」
「やるならサポートを手配しますが?」
明日どうするかを祥子に委ねる海鈴
テンパる祥子
「睦がいるじゃん」
「私なら何時間でもできるよ」
バンドじゃなくて、お芝居をするならいくらでも続けることができると言い切るモーティス
「それはもうバンドでは…」
この祥子の言葉は『バンドじゃなくてもいい』と言っていたにゃむちを刺激する引き金
にゃむちが爆発する
「わたしだって我慢してるの!」
祥子だけが我慢してるんじゃない
「バンドもライブも私達だけでやってるんじゃない」
祥子はメンバーをみていない自分しかみていない
「明日を楽しみにしているゲストのこと考えたことある?」
祥子は他人からどう見られている事を考えていない
「裏切る気?」
CRYCHICを裏切ったのは祥子
「だったらアンタがやめなよ」
祥子が『Ave Mujica』を終わらせなよと問いかける
『じゃあ睦クビにする?」
CRYCHICのときのように、また睦のせいで解散したことにする?
祥子に罪を自覚させる言葉をまくしたてるにゃむち
でもこの言葉は、『モーティス』に誘導されて吐き出された言葉
にゃむちはいつものお調子者の仮面を剥がされ、本心を出させられた
追い詰められた祥子
「睦に戻ってきてほしい」
こんな状況でも、こんな状況だからこそ『祥子ちゃんの睦』を欲する祥子
なにも進んでいない なにも選ばない祥子
逃げ場所としての睦を欲する祥子
「馬鹿らしか!」
こんなに言ってるのに祥子には伝わらない
祥子を怒らせることを言っているのに、バンドメンバーである自分を見ない祥子に激昂するにゃむち
「絶対一緒に成り上がってやると思っていたのに」
にゃむちは祥子を仲間だと思っていたのに
「何が一生くれよ
アタシはお嬢様のごっこ遊びに付き合ってる暇はないの」
一生一緒にいる覚悟がにゃむちはできていた
それなのに祥子は仲間だと思っていなかった
利用していただけだった
覚悟がなかったことを指摘される祥子
CRYCHICメンバーが祥子に言わなかったこと、言えなかったことをにゃむちが代弁するカタチになった
「1人抜けたらAve Mujica解散になるんだよね」
「えっなんでそんな話になるの?」
そんな話にしようとしているのはモーティスでしょ
「初華ちゃん嘘ばっかり祥子ちゃんと一緒にいたいからって」
初華ちゃんに釘を刺す言葉
本来言わなくていいことをモーティスが言う
これは失言大魔王じゃなくて、意図して初華の言葉を止めるためのセリフだろうな
『誰かが抜けたら解散』ということを暗黙の了解にさせるため、初華のセリフを止めた
「だから解散なんてしなくていいんだよ」
『誰かが抜けたら解散』が確定させたことで、あとは誰かが抜けると宣言したら終わりの状況を作り上げたモーティス
「やだやだ絶対ヤダ」
「バンドは共に音楽を奏でる運命共同体なんだよ」
「私たちの使命はゲストの皆様に夢をみてもらうことでしょ?」
「いまこそバンドの真価が問われるの!」
「ムジカしか 祥子ちゃんにはもうこの世界しかないんでしょう!?」
ギターをひけない音楽を奏でる気がないモーティスが言うのはおかしいセリフ
ここでモーティスが言ってるセリフは全て祥子の代弁だね
CRYCHICのときの祥子の心、言えなかった叫びを祥子の代わりに解放するモーティス
祥子の心の奥底をさらけだすモーティス
芝居がかったセリフをまくしたてる
「遅かれ早かれですよ」
このままじゃダメになる
海鈴は多くのバンドに参加している
つまり、多くのバンドで解散を経験している
どんなバンドであっても『遅かれ早かれ』『解散する』
つまり海鈴の居場所はなくなる
おそらく海鈴も、ここ『Ave Mujica』が自分の居場所になることを望んでいたのだろう
でもいままでと同じように居場所が消えることを受け入れる、諦めることに慣れているんだろうな
4対1
祥子以外は『Ave Mujica』でやっていく覚悟があった
でも祥子は違う
祥子だけは、他人を求めていない
他の4人を『運命共同体』にしようとしていない
全ての原因は他のバンドメンバーを心の底から求めていない、自分だけの中に閉じこもっている祥子
解散の原因は祥子にあることを祥子以外のメンバー全員が共有できている
「なんで解散なんて話になってなかったじゃない」
『解散、解散』と連呼して、メンバーを解散に意識を向けさせるモーティスの誘導セリフ
「祥子ちゃんのことよろしくねって話あったじゃない」
祥子を見つめさせることで、祥子がバンドメンバーをみていないことをわからせる誘導
「逆だよ」
おそらくこのタイミングで、睦に誘導させられたことをうっすらと察したにゃむち
今までの激昂していた顔じゃないにゃむち
「あんた、なんでムジカにいるの?」
睦が祥子のために自分を殺してムジカにいることを察したセリフ
この場の空気を作った睦
この流れは睦が誘導したことを感じているにゃむち
睦の才能を感じ取れるのはやっぱりにゃむちが最初なんだね
にゃむつみ派が増えそう
「あんたが人形演じた時、正直震えたんだよね
糸なんてないのわかってるのに、張り詰めてプツンと切れたの見えた
悔しいけどこれが本物ってやつなんだよね
ここにいちゃダメだよ」
にゃむちが自分のためじゃなく、睦のために伝えた言葉
睦は祥子を見捨てることさえできたらたら自由になれるのにと伝えるセリフ
別の世界があるはずだと睦に伝えるにゃむち
にゃむちは弟や妹がいるだけあって、他人の気持ちを察する優しさがあるな
睦以外の4人、祥子も含めた4人は誰かを必要としている
にゃむちは自分は天才ではないことを知っている
初華はカリスマ性があるが自分がない
海鈴は自分の居場所、自分のバンドを求めている
祥子は運命共同体を求めている
そんな4人と睦は違う
睦だけは本物を持っていることがにゃむちにはわかる
だから「Ave Mujica」から、「祥子」から解放しようとしてるんだろうな
でも困ったことに睦は祥子大好きだからなあ
おそらく過去に祥子に救われたんだろうな
睦が演技をしなかったのは、睦の演技によって両親が離れたんだろう
そこで生まれた心の穴を埋めてくれたのが祥子なんだろうな
睦の過去はもうイメージできてるので勝手にストーリー作って語りたくなるが自重する
「辞めないよね
みんなで一緒にバンドやるんだよね
そんな…」
もう「押すなよ ほんと押すなよ」と言ってる芸人みたいなフリをするモーティス
芸人の娘だけはある睦
「沈黙は全ての終わりを告げた」
拍手の後で
「月は地の果てに沈み」
「やめて」
「あたしたちの仮初の命はここまで」
「どうしてそんなこと言うの!」
「人形たちはもういない」
「私はここにいるじゃない!」
「今宵のマスカレードをもって」
「やめて!言わないで!」
「Ave Mujicaの終幕とさせていただきます」
「いやーーーーー!!!」
感想
「Ave Mujica」解散
Cパートの内容
拍手の後に行われていることから、ライブが終わったあとの幕引きの言葉だね
つまりこれもライブツアー中の演出の一環だと思わせることは可能
だからまだホントの解散じゃないという台本にできる
次のライブまで、本当の解散にするか、お芝居の解散にするか
どっちにするかを選択できる
そして選択するのは、祥子しかいない
次回予告
インタビューを受ける海鈴
今後の『Ave Mujica』を聞かれているのだろう
テレビにでてるにゃむち
おそらく『心にショックを受けたモーティス』の変わりにテレビ露出が増えているのだろう
雑誌の表紙の睦と初華
初華はsumimiとして活動できる
後ろ姿の祥子
4話のタイトル『Acta est fabula.』
ラテン語で「物語は終わった」
ローマの皇帝アウグストゥスの臨終の言葉
自分の人生を劇場の喜劇にたとえて、ローマのためにやるべきことをやった 役割を演じたものの終わりの言葉
つまり4話は『睦劇場』
今回の流れは『モーティス』の台本なんだろうな
雑魚ムーブかましたのも演技
悲劇と喜劇にホラーも混ぜた『睦劇場』の演劇
前回は心象風景で登場した『睦劇場』
自分と今の状況を俯瞰して台本を読んでいた睦が、リアルな人間を誘導して操った『睦劇場』
『モーティス』の演技の説得力と、他者の心理と行動原理を把握する洞察力を使って、自身が参加しつつ他者の思考と行動を誘導して作り上げた『睦劇場』
心象風景を具現化してリアルに浸食する能力にも見えちゃうくらい
ガチで固有結界みたいなことをしてきた睦
『モーティス』を演じる睦はバントメンバーをかえりみることなくバンドを振り回す
一方的な自分都合だけで動き、考えをバンドメンバーと共有しない
その結果バンドが解散となって絶望する
自分が原因なのに被害者の顔をする
これって全部 CRYCHICで祥子ちゃんがやったことのトレースだよね
『モーティス』は『客観的にCRYCHICの祥子がどう見えていたか』を祥子ちゃん本人に見せつけた
他人のことを見ない祥子ちゃんのためのショック療法
『モーティス』ギターダメなのも嘘っぽい
『モーティス』は嘘が、演技がうまい
だから今回の流れに持っていくためにギターができないってことにしたんだろう
今回『Ave Mujica』を本当の祥子ちゃんの居場所にするために動きまくった睦
前回言われた言葉「いつまでついてくるの」
つまり、「いつまで『祥子ちゃんの睦』のままなの」自分で考えて動かないの?ということに向き合った睦ちゃん
祥子にまかせているとうまくいかない
だから睦は全力で動くことにした
『Ave Mujica』を本物の運命共同体にするために、『祥子ちゃんの居場所』にするために一度ぶっ壊した睦
ちょうど前作『MyGO!!!!!』で『なんで春日影やったの!』を意図的にやった睦
あのとき祥子は泣いて逃げた
逃げた逃避先が初華であり、『Ave Mujica』
『MyGO!!!!!』では一度壊れたバンドを燈がひとりで作り直した
今度は祥子がひとりでバンドを作り直さなきゃいけない
この心、今の祥子の心に触れることができるのは燈だけな気がするな
睦はモーティスだし、初華は甘やかすから
次回は靴箱の付箋紙の言葉で祥子を泣かせて、祥子が自分の手でバンド修復に動き出す展開と予想します
初華が暴走して祥子を独り占めしそうな気もするけど、そこはもうちょい我慢してもらいたい
前回予想した『モーティス』が『ギターでうたう』ことはなかった
『モーティス』は一度理想的なバンドを作ってみせる展開を1話挟むと思ったんだけど、1話でバンドメンバーといい関係を作ってぶっ壊すところまでやったから、ギターは必要なかったってことだね
展開が早い
睦が『ギターでうたう』のはお預け
今回の流れで『Ave Mujica』が祥子ちゃんの居場所になるのは確定した
CRYCHICメンバーと春日影するのは私の中ではすでに確定しているイベントなんだけど、それは祥子の居場所ができてCRYCHICは青春の大事な場所として迷子になったメンバーにごめんなさいするタイミングでやるんだろうなと状況が見えてきた
よかったねえ祥子ちゃん睦ちゃん
正直今回の流れで幸せな未来を妄想できている人は私以外にあんまりいないかも
大丈夫だよ『モーティス』を信じよう
5話タイトル
「Facta fugis, facienda petis,」
「あなたは自分のしたことから逃れ、すべきことを追い求めている」とのこと
CRYCHICを解散させた罪から逃げてる祥子の番ですね