【ケントゥリア】預言者エルストリについて思うこと


なんで「預言者」なんだろう?

未来予知する「予言」
占い師のように未来を予知して助言する存在なら「予言者」でいいはず
「預言」は神の言葉を預かること
「預言」は絶対

「予言者」であるなら外れることを言ってもいい
回避できる警告を伝えてもいい
しかし、「預言者」であるならば、言ったことは確定された事実となる
回避できるはずがない

なぜ「回避」できない「預言」を王に伝えたのか?

本気で王に忠誠を誓っているなら、「預言」を伝えないのでは?

「預言者」は当たらないと偽預言者になる
故に絶対に当たらないといけない
当たるからこそ「預言者」と呼ばれる

「預言」は絶対
つまり王は死ぬ
それは「預言者」エルストリは理解しているはず
つまり、王に「預言」を伝えても無駄
結局王は死ぬ
だったら王に「預言」を伝えないほうがいい
それならば、王は何も気にすることがない
仮に倒される運命が決定していたとしても
倒される寸前まで善政を敷くことができる
倒されたらそこで王の役目は終わり
最後まで素晴らしい王であったと誰しもが思う最期

ではなぜエルストリは「預言」を王に伝えた?

素晴らしき王ならば「預言」に運命に勝てると思った?
否 「預言」は神から預かる言葉
間違うこと、人の行いによって変わることは神への否定
「預言者」が思うはずがない

となると、「預言」どおりになるとわかっていて、あえて王に伝えたのか?
つまり王に「預言」を伝えることが、「預言」の通りになるための道筋
王が宿敵の抹殺を命じたからこそアルコスは死にアンヴァルは死んだ
王とユリアンとディアナの間に因果が生まれた
なにもしなければユリアンとディアナとアンヴァルは村で静かに平和に暮らした
アルコスは楽しくにイキっていられた
それを壊したのは誰か?

「預言者」エルストリだ

古今東西の魔女

童話や神話に出てくる魔女
未来予知の予言を伝えて忠告する「ふり」をするけど、結局そのとおりになるやつ
それって「呪い」だよね

この物語のラスボスは王っぽいけど、それすら茶番で全ては「預言者」エルストリの掌の上
エルストリがラスボスか
いや、エルストリは所詮小物
問題は「預言」なのだから、「神」がラスボスなのかな

海の神、森の神っぽいのも出てきたわけだし、古の古き神、原初の神…的なもの
人の運命を狂わせて遊ぶ上位存在
それがラスボスなのかな?

三浦建太郎先生のベルセルクを思い起こさせる
神の力を得た人が、どうやって神に抗うのかを見せてほしい
期待してます

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