【話術士】10話 蛇に狙われたレオンさん

ヒューゴ・コッペリウス

人形を見つめる人の皮で作った全身タイツマン
一体誰なんだ!?
元シーカーの傀儡師にして人形作家にして死刑囚のヒューゴさん
熱心に口説くノエルくん
やる気なさそうな態度出しまくってるヒューゴさん
でもノエルくんが熱心に口説くということは能力だけでなく、精神的にも気に入ってるところがあるんだろうな

「君はまるで蛇のような人間だよ
 狡猾で容赦なく人をたぶらかして丸呑みしようとする」
最後に口元がニヤけるヒューゴさん
ノエルくんのことを口では避けているけど、少し気にいってそうな柔らかい顔

酒場もランクアップ

Bランク最上位が集まる酒場
生意気なルーキーに対する洗礼を与えようとする常連エドガーさんに、子供の名前を出す
喧嘩売ってくるならお前の家族も巻き込むぞと脅迫していくスタイル
悪いやつだよノエルくん

天翼騎士団と接触

ノエルくんをよく思っていない潔癖系エルフさん
「それは最高だ だったら喧嘩しようぜ」
なんてひどいことを言う主人公なんだ

「なんですって!くっ」
女騎士じゃないのにクッコロ系っぽいエルフさん
挑発すると簡単に手を出してくる
コウガに止められて忠犬扱いする憎まれ口を叩く
沸点が低くて感情的で短絡的で噂に影響受ける軽薄さを持った口が悪いエルフさん

そんなエルフさんの失態をせいで、人前で頭を下げるレオン
人間ができてる品行方正なレオンさん

「あんたの仲間は犬以下だぜ」
コウガを「忠犬」という犬扱いしたエルフさんにそれより下と言い返すノエルくん
まあ正当な返礼にも思えるけど、前の会話を聞いていないレオンにとって、ただ仲間を侮辱しているだけにしか聞こえないだろうな
ムカつくレオンさんに対して畳み掛けるように煽っていくノエルくん

「君は最低だな」
偏見を植え付けることに成功
相手にどう思われているかがわかれば操りやすい

カイムの思い出

レオンの親友にして兄貴分だったのに、いつしかレオンに越されたカイムさん
すれ違った子どもたちから懐かしい思い出を受け取りレオンと合流
レオンがノエルくんにムキになったのはなぜか?
「嫉妬」だと言うカイムさん

パーティーメンバーへの侮辱は耐えられないとか、悪態をついてくるノエルくんに対する正義感とか、綺麗な理由をつけてもいいのに「嫉妬」という負の感情を持ち出したカイムさん
それはつまり、品行方正なレオンにも「嫉妬」という感情を持ってほしいという願望じゃないかな?
そして、カイムさん自身もレオンに「嫉妬」しているという隠された感情の発露なんじゃないかな

クラン創設の誘いの手紙に乗っかる天翼騎士団

ノエルくんに刺激された
クラン創設の手紙を受け取った
刺激を受けて前に進もうと決意するレオン達

でも却下
深度7のビーストを倒したときにクラン創設しなかった慎重さ
堅実性、安定、無難、臆病
強くなる前に進むという意思が感じられないのが却下理由

クラン創設の手紙はギルドが出したのではなくイタズラでした
誰だそんなイタズラするのは!
で登場したのがノエルくん
バレバレだ

どっちが先に深度8ビーストを倒せるかの競争
ビースト倒すのはついで
本当の狙いは天翼騎士団なことがビンビンに伝わってくる
品行方正な天翼騎士団に襲いかかる魔の手
悪い人だよノエルくん

感想

品行方正なレオンさん達天翼騎士団がノエルくんという蛇の策略にハマって堕落していく様子の序章
かわいそうに
まあ悪いことなんだけど、単純に騙すのではなくて、奥底にある本心を刺激して増幅させるのが支援職バファーっぽい手腕だなあ


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